可能性に満ち溢れている若手があらゆることを独学で学びながら最低限のツールを駆使し、手探りで作り出した第一歩が『Space 1.8』ということだ。とはいえ、本作は2021年のUKジャズ周りの最高傑作のひとつであることは間違いない。 - 解説より抜粋
カリブ系ベルギー人の作曲家でミュージシャンのナラ・シネフロ。若干22歳にして、作曲、制作、演奏、エンジニアリング、録音、ミキシングを行い、瞑想的なサウンド、ジャズの感性、フォーク音楽やフィールドレコーディングを融合させ、独特の世界観を築き上げたのがデビュー・アルバム『Space 1.8』。Pitchforkが【Best New Music】に選出したのを筆頭に、主要音楽メディアが称賛し、2021年の年間ベスト・チャートにも数多くランクインした。このアルバムで彼女がコラボレートした友人たちには、新世代UKジャズ・シーンからサックス奏者のヌバイア・ガルシア、同じくサックス奏者でエズラ・コレクティヴで活躍するジェームス・モリソン (Sax)、ヌバイア・ガルシアも所属するマイシャからはギタリストのシャーリー・テテとドラムのジェイク・ロング、サンズ・オブ・ケメットのドラム、エディ・ヒック等、現代UKジャズ・シーンを牽引するリーダー的存在が顔を揃えており、評論家のみならず、彼女の才能には多くのミュージシャンが魅了されていることがわかる。ジャズとエレクトロニクスの交配が最もスムーズかつ有機的に形となった唯一無二の名盤が誕生した。
発売・販売元 提供資料(2024/09/13)
ジャズ×ハープ/モジュラー・シンセの瞑想的なサウンドが話題(波紋! ?)のロンドンを拠点に活動するカリブ系ベルギー人の作曲家/プロテューサー、ナラ・シネフロのデビュー作! デジタル/ストリーミング配信、超限定数アナログ盤リリースも即入手困難となっていた垂涎の一枚。本作にはヌバイア・ガルシア(sax)、エズラ・コレクティヴのジェームス・モリソン(sax)、MAISHAのシャーリー・テテ(g)とジェイク・ロング(ds)、(シャバカ・ハッチングス率いる)サンズ・オブ・ケメットのエディ・ヒック(ds)など現代U Kジャズ・シーンを牽引する超豪華且つドープなメンバー勢揃い! 名門〈Warp〉からのリリースです。
intoxicate (C)黒田朋規
タワーレコード(vol.156(2022年2月20日発行号)掲載)
〈沈黙の次に美しい音〉として知られるECMから出ていてもおかしくないほどの繊細さでありながら、そこに大胆に響くモジュラー・シンセがまた、ワープ発のリリースであることにまったく疑問を抱かせない。ジャイルズ・ピーターソンからも支持を受けるUKジャズ・シーン大注目の25歳、ハープ奏者/作曲家のナラ・シネフロが圧巻のアルバム・デビュー。特に"Space 6"で顕著なように、この作品の特徴は即興演奏とシンセなどのプロダクションの融合にあり、鳥や虫の鳴き声が暖かな季節の訪れを感じさせる"Space 1"や、一転して夜のムードが漂う"Space 2"など8つの癒しの空間がここには用意されている。セッションにはヌバイア・ガルシアやエディ・ヒックら現代UKジャズを代表するプレイヤーたちが参加。
bounce (C)長谷川義和
タワーレコード(vol.457(2021年12月25日発行号)掲載)