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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年10月21日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784004320371 |
| ページ数 | 238 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 ヒトの子育ての本質――分離と保護の両立
1 動物としてのヒトの子育て
2 ヒトゆえの困難
3 つながりの中の子ども
第2章 親子の駆け引きと衝突
1 子の戦略と親の戦略
2 親子間で繰り広げられる資源争奪
3 多様な「子別れ」の実践
第3章 「体罰」について――求心性と遠心性から検証する
1 体罰と自立への促しの違い
2 揺らぎつつ行う子育て
第4章 ヒトの子育ての多様な担い手
1 家族によるアロマザリング
2 専門家による支援――巨大システムに囲まれたヒトの出産・育児
3 モノも子どもを育てる――その功罪
4 親中心主義と子ども中心主義
第5章 親・家庭を超えた子育て――多良間島の「守姉」
1 「守姉」というアロマザリング
2 変わる島の子育て
3 島の水平的対人関係
第6章 「ほどほど」の親子関係へ――抱え込まない子育て
1 子どもと力を合わせる
2 ヒトとモノのアロマザリングをうまく活用する
3 子育てに多様性を認める
4 子育てに優しい社会の実現
おわりに
参考文献
子どもは未熟で弱く、親が常に愛情を注ぎ育て上げなければいけない――。しかしそれだけでは、親は追い詰められてしまう。動物とヒトの行動を比較すると、親の資源を奪いながら自ら育つ、ヒトの子どもの強さがみえてくる。対立や衝突を繰り返しつつ、親も子も共に育つ調和した関係をどう築くか。発達行動学の知見から探る。

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