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文庫 寄生生物の果てしなき進化

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フォーマット 書籍
発売日 2024年10月03日
国内/輸入 国内
出版社草思社
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784794227454
ページ数 448
判型 文庫

構成数 : 1枚

序章 感染症とパラサイトについての進化生物学者の見解

I なぜ感染症があるのか
寄生ということ
人間の中のエコシステム
一害あって一利あり
感染するかしないか(は神のみぞ知る)
体がパラサイトから守ってくれる
終わりなき競争
感染には二人必要

II どこから感染症はやってくるのか
パラサイトからヒトへの道のり
パラサイトは裏切らない
農業はすべてを変える
感染症を運ぶクマネズミ

III なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか
長命で体の大きな私たち
忙しない都市部
都市は危険がいっぱい
感染症は跳び移る
人間にとっては永遠の厄介者
人間の行動とパラサイトの多様性

IV なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか
新たな感染症は致死率も高い
餌をくれる手に嚙みついてはいけない
パラサイトの脱出計画
たった1個のウイルスでも
パラサイトは合理的
感染症が宿主を変える
好条件を競う

V いかに感染症から逃れるか
生活水準
命を救うワクチン
集団免疫
スーパー・スプレッダー
模範例としての天然痘
次の獲物は

VI なぜ特定の感染症は撲滅できないのか
動物や土壌に潜伏するパラサイト
感染症は生まれ続ける
インフルエンザの春秋コレクション
毒にも慣れる
薬剤耐性という脅威
忍び寄る結核という殺し屋

VII なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか
分散し続ける住環境、広がり続けるパラサイト
パラサイトは無賃乗車がお好き
動物に便乗
気候変動の影響

VIII 環境はどのように感染症拡大に影響するのか
ペストは気候のおかげで生きている
ジャガイモ疫病
工業型農業は問題の巣窟
家畜小屋から病院へ

IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた
コロナウイルスがパンデミックを引き起こした
ウイルス拡大の抑制
ウイルスの危険性が変わる
弱者たちの感染流行
パンデミックを止めることの難しさ
感染症と持続可能な開発

X 人間は感染症なしに存在しうるのか
行き過ぎた清潔さ
ネアンデルタール人からよろしく
次のトレンドはマイクロバイオーム
作り込まれた細菌たち
腸は自らを形作る
「普通の」パラサイト群は存在しない
ナポレアンを見つめる

  1. 1.[書籍]

サナダムシ、コロナウイルス、HPV、エキノコックス、マダニ……
他の生物を搾取して生きる寄生生物たちは、どこで誕生し、
どのように進化し、今日まで生きてきたのか。
また人類は、どこで彼らに出会い、その拡大に影響を与えてきたのか。
その先に、人間や動物と寄生生物が共存する未来はあるのか。
北欧の気鋭の生物学者が、進化生物学の観点に人類史を交えて、
ウイルス学、細菌学、寄生虫学の垣根を越え、
寄生生物の壮大な進化の旅を描き出す。
解説:倉持利明(目黒寄生虫館 館長)

<目次より>
序章 感染症とパラサイトについての進化生物学者の見解
I なぜ感染症があるのか
II どこから感染症はやってくるのか
III なぜ人間はこれほど多くの感染症を持つのか
IV なぜ危険な感染症とそうでないものがあるのか
V いかに感染症から逃れるか
VI なぜ特定の感染症は撲滅できないのか
VII なぜ新たな感染症は次から次に生まれるのか
VIII 環境はどのように感染症拡大に影響するのか
IX コロナウイルス大流行が世界を大混乱に陥れた
X 人間は感染症なしに存在しうるのか

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