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生きられた身体のリハビリテーション 身体性人間科学の視点から

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フォーマット 書籍
発売日 2024年09月27日
国内/輸入 国内
出版社協同医書出版社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784763910950
ページ数 132
判型 A5

構成数 : 1枚

第1部】[レクチャー]生きられた身体のリハビリテーション(田中彰吾)
はじめに-リハビリテーション・身体性・自己
 [1]経験の流れの中にある自己-ミニマル・セルフ
暗黙の次元に目を向ける
ミニマル・セルフとは何か
所有感と主体感-リハビリテーションの文脈で考える
させられ体験-精神疾患に見られる主体感の障害
 [2]経験に介入する「私」-反省的自己
反省が始まる場面
反省的自己の起源にある身体性
発話を通じたリフレクション
視覚における主我と客我
自己意識的感情とリハビリテーション
 [3]言語とナラティブの獲得
身体から言語へ、一次的間主観性から二次的間主観性へ
二次的間主観性とリハビリテーション
経験を語るということ-ナラティブとは何か
反実仮想から「精神」へ
 [4]物語としての自己-ナラティブ・セルフ
ナラティブ・セルフとは?
物語の主人公としての「私」
過去の出来事と現在の自己を結ぶプロット
将来の自己像と現在を生きる動機
おわりに-ナラティブ・セルフとリハビリテーション

【第2部】[対話]リハビリテーションの臨床と現象学の方法(本田慎一郎、田中彰吾)
 「身体」という入り口をどのようなものとして考えていくのか
 「間身体性」という共鳴が生み出すもの
 「ミニマル・セルフ」と「ナラティブ・セルフ」とを架け橋する対話
 「からだの状態をその人の意識に届けるための言葉」を探す
 「身体図式」は「ミニマル・セルフ」の起源
 「身体図式」とは行為の可能性の「堆積」
 「ナラティブ・セルフ」・・・これは、私が生きている世界だ
 「運動イメージは言語である」の意味すること
 「地平」・・・私の「身体」が知っている世界
 「エナクティビズム」・・・行為が生み出す世界
 「身体」と「言語」と、その「間」
 「セラピストの言語」というスキル
 「生きられた」という言葉の現象学における意味
 「他者の身体」との関わりが「私の身体」を生み出す
 「開かれた身体」ということの現象学的意味
 「経験と言葉とがイーヴンである」ということの現象学的意味
 「ただ、結び合わせよ・・・」

 [対話を終えて]
現象学の受肉(田中彰吾)
リハビリテーション現象学へ(本田慎一郎)
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  1. 1.[書籍]

【哲学者(現象学)・田中彰吾】 と 【臨床家(リハビリテーション)・本田慎一郎】 による、
現象学哲学とリハビリテーションとの実り豊かなコラボレーション!

本書は「レクチャー」と「対話」によって、次の2つの問いかけに応えます。
➀リハビリテーションに応用できる「現象学」の方法を最も適切に、しかもわかりやすく知ることはできるのか?
➁高次脳機能障害に対するリハビリテーションの臨床において、その「治療の効果」を左右するものとは何か?

現象学哲学の視点から臨床現場を読み解く面白さとともに、リハビリテーションの臨床の核心をつくヒントにあふれた内容。
高次脳機能障害の [リハビリテーションに応用できる現象学的方法のわかりやすい入門書] と [リハビリテーションの手引き] を兼ね備えた、一石二鳥の読み応えです。

身体哲学や認知科学の研究者、またリハビリテーションに携わる臨床家にとっても、貴重で有益な考え方が満載の読み物。

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