| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年11月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 白水社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784560510674 |
| ページ数 | 174 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
序章 一九世紀の革命を生きた、ある生涯
第一章 所有―奴隷制と自由のあいだで
I 資本家の計算間違い
II 所有の社会的・政治的正当化
III 社会的所有としての租税について
第二章 秩序の認識論の基礎
I 系列弁証法の理論
II アンチノミーの弁証法
III 自由について
第三章 宗教のパラドクス
I 汲み尽くせない現象
II 神授権と人間的権利
III 宗教から正義へ
第四章 国家の政治神学
I 一八四八年の革命のただなかで
II 民主的主権の神話
III 普通選挙と代表制
第五章 デモクラシー再考
I 絶対的民主政に抗して
II 人民に語らせること
III 憲法についての考察
IV 集合的理性と多元主義
第六章 歴史の揺れ動き
I 人類の正義への熱望
II 退廃について
III 進歩について
第七章 相互主義
I 平和的革命のために
II 平等と自律性
III 作用する労働
第八章 権利と正義
I 道徳の問題について
II 正義、および権利の力
III 愛と結婚
第九章 戦争から平和へ
I 戦争万歳!
II 戦争と理想
III 戦争への敵対
IV 戦争の変形
第一〇章 連邦主義について
I アナーキーから連邦主義へ
II 社会秩序の表出
III 平和の条件としての連邦主義について
結論 プルードンを超えるプルードン
訳者あとがき
本書で言及されるプルードンの著作等
「所有とは何か。それは盗みである!」「神、それは悪である」。ピエール=ジョゼフ・プルードンといえば、これらの挑発的な警句がよく知られている。彼の分析は、ときに難解で論理が見えにくくなることもあったが、労働者運動をはじめ、さまざまな社会運動・社会構想に多大な影響を与えてきた。マルクスから最初の「科学的」社会主義者と称され、また自らを「アナーキスト」と称する、革新的な思想家であったプルードン。本書は、彼の主著のみならず、多作だったそのテクストをふんだんに盛り込み、しかも、社会思想家としての側面だけでなく、哲学者としての側面にも踏み込んで、思想の全体像を明らかにする。
今世紀を代表するプルードン研究者であり、フランスにおけるアナーキズムの代表的理論家である著者エドゥアール・ジュールダンによる、待望の一冊。

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