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働き方と暮らし方の哲学

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フォーマット 書籍
発売日 2024年11月05日
国内/輸入 国内
出版社丸善出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784621309858
ページ数 216
判型 46

構成数 : 1枚

第1章最も必要なだけの人生――節約と独立の思想の行方/荒木優太
1 最も必要なものだけの国家?
2 ベーシック・インカム論を振り返る
3 当世アナキズムと事実性
4 多元化する経済と脱場所性
5 ミニマリズムからFIREへ
6 おわりに――来たるべき丼勘定
第2章 ケアする人の/へのケアの倫理――平等から共生へ/小西真理子
1 依存労働者と平等
2 キテイによるドゥーリアの思想
3 透明な自己
4 ケア倫理学の原理
5 過剰なケアと自己犠牲
6 処遇困難な依存者の不可視化
7 トルーディ事件
8 トルーディのケア、キテイのケア
9 おわりに――「共生」のためのドゥーリア
第3章 プラットフォーム経済の生き方、読み方、抗し方――評価経済の管理と集合的レーティングの問題をどう超えるか/谷川嘉浩
1 はじめに――スマホ時代の多忙文化とその問題
2 多忙による自己逃避を生み出すアテンションエコノミー
3 アテンションエコノミーをめぐる議論
4 プラットフォームという視点
5 プラットフォームによる、ユーザーのソフトな「管理」
6 プラットフォーム経済にどう抵抗するか――「政治的解決」、そして「規約の改善」というアプローチ
7 一旦の結論――プラットフォームの時代を生きるには
8 レーティングによって変わる「出会い」の意味
9 レーティングと出会いを、津村記久子「サキの忘れ物」から考える
第4章 「ていねいな暮らし」という生き方――家事のままで家事を越える/福島智子
1 「ていねいな暮らし」という生き方(ライフスタイル)の出現
2 「ていねいな暮らし」とは
3 カジノジェンダーレス化/無流社会へのメルクマールか?
4 おわりに――身体性の回復

  1. 1.[書籍]

「人生100年時代」となった21世紀において、長寿化は生きることを量的に延長させただけでなく、質的に変化させつつある。とりわけ、急速に変容しつつあるのは「労働」のあり方だ。ネットワーク化されたデジタル社会において、生産と消費や労働と余暇の区別は不分明化し、働くことは物質的なレベルでの行為ではなくなりつつある。その中で、生きることと働くことの価値はどう定義されていくのか。多様な視点から、働き方と暮らし方生き方の哲学に挑む。

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