Bird In Kansas City

モダン・ジャズのパイオニア、チャーリー・パーカーと故郷ミズーリ州カンザスシティの関係は、人種隔離の歴史と、家族や友人との強い絆のために複雑だったというが、バードがまだ有名になる前の故郷カンザスシティでの1941年から1951年にかけての貴重な録音を集めた作品がリリース。

1941年から1951年にかけての貴重な録音を集めたこの新しいセットは、そのほとんどが未発表であり、中には存在すら知られていなかったものもあるが、ジェイ・マクシャン・バンドの花形ソリストだったバードが、その後何十年にもわたってジャズ界を席巻する素晴らしいインプロヴァイザーへと変貌を遂げた記録である。

マクシャン・バンドとの未発表SP盤2枚に加え、地元のミュージシャンたちとのプライベート録音(バードの友人フィル・バクスターの自宅とヴィック・デイモンのスタジオ)が2セット収録。

【パーソネル】 Charlie Parker (as) unknown (b) unknown (ds) Recorded: July 1951 at the home of Phil Baxter in Kansas City, MO
Charlie Parker (as; Efferge Ware (g) Edward "Little Phil" Phillips (ds) Recorded: probably June 1944 at Vic Damon's Transcription Studios in Kansas City, MO.
Jay McShann and His Orchestra: Jay McShann (p, director) Orville Minor (tp) Charlie Parker (as) Joe Coleman (vos) and probably Bernard Anderson, Harold Bruce, Joe Baird (tb) John Jackson (as) Harry Ferguson, Bob Mabane (ts) Gene Ramey (b) Gus Johnson (ds) Recorded: February 6, 1941 in Kansas City, MO.