カナダが生んだ奇才=デヴィン・タウンゼント最新作『PowerNerd』
ヘヴィネスにこだわりながらも弱者たちに諦めない屈しないチカラを送る新機軸
STRAPPING YOUNG LADのリーダーであり、DEVIN TOWNSEND PROJECTを動かし、CASUALTIES OF COOLではカントリー・ミュージックに挑戦、さらにとてつもない多作で賞賛されているソロ・プロジェクトも続けているデヴィン・タウンゼント。枯渇知らずの湧き続ける"創作の泉"を持つ男だ。今回のソロ作品『パワーナード』は、デヴィンが11日で楽曲を書き上げ、リハーサルは1日、レコーディングは2日半で済ませ、なんと2週間で完成させた。
「(制作期間が短いのは)意識的なものだったんだ。自分にはあらゆる仕事に対して、考えすぎてしまう習慣があった。今回はその迷いを断ち切れるかどうかを試してみたかった」とデヴィンは語る。短期集中で作られた今作には力みなぎるポジティヴな楽曲にあふれている。アルバムのステイトメント的な楽曲がタイトル曲(1)「PowerNerd」だ。PowerNerdとは、社会が弱いとみなし、価値がないと烙印を押された人たちのこと。諦めず、屈せず、力をもって乗り越えていこう!繊細さを持ちながらも力強く生きていこう!というメッセージを発している。
しかし、今作は、決して力強さだけのアルバムではない。強さと癒しを持ちつつ、洗練されたストーリーが展開していく。爆発的なイントロから静けさを取り戻し、シンセサイザーとデヴィンのヴォーカルがみずみずしい詩の世界へ誘う(8)「Younger Lover」。音のレイヤーを重ねたことで生まれる抒情的かつダイナミックな音像が美しい(7)「Jainism」。(2)「Falling Apart」では、デヴィンは不安を克服しろと自分に命じている。さらに、物事はどんどん良くなると信じようと力強く宣言する(4)「Gratitude」は、タイトル曲と同じく我々に高揚感を与えるメッセージを与える。ゲスト・ミュージシャンも豪華で、Jamey Jasta、Mike Keneally、Darby Toddが最新作に花を添える。デヴィンが大暴れし熱演する「PowerNerd」のMVも必見だ!
1993年にSTEVE VAIが発表した名盤『SEX & RELIGION』でヴォーカリスト、ギタリストとしての別次元の力量を世界に示してから約30年、誰よりもジャンルの壁を乗り越えてきた男、デヴィン・タウンゼントが新たな世界を我々に提示する。
◆豪華36Pハードカバー・アートブック仕様
◆CD+5インチCD(デモ音源)+ブルーレイ(ドルビー・アトモス・ミックス)
Line-Up:
Devin Townsend - Vocals, Guitars, Synths, Bass and Computer
Darby Todd - Drums
Diego Tejeida - Keyboards, Synths
Mike Keneally - Additional Keyboards
Jean Savoie - Additional Bass
Aman Khosla - Additional Vocals
Tanya Ghosh - Additional Vocals
Jamie Jasta - Additional Vocals
発売・販売元 提供資料(2024/09/20)