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教育社会学への招待

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フォーマット 書籍
発売日 2010年05月10日
国内/輸入 国内
出版社大阪大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784872592955
ページ数 276
判型 A5

構成数 : 1枚

1 章 社会関係の網の目のなかで教育を捉える―現代社会における教育社会学のパースペクティブ―
1.はじめに―「学力低下」にどう対応する?
2.教育社会学のパースペクティブ
3.現代社会における教育社会学の必要性
4.本書の構成
(コラム)若者のコミュニケーションスキルは低下しているか

第一部 教師の仕事と教育社会学
2 章 「めだかの学校」?「雀の学校」?―教師=生徒関係から学級を考える―
1.学級とは何か
2.教師=生徒関係
3.子どもをエンパワーする生徒指導
(コラム)子どもの絵から見えてくる世界
3 章 教師が子どもを「教える」ということ
1.When:いつ「教える」
2.Where & Who:どこで、だれが「教える」
3.What:何を「教える」
4.How:どのように「教える」
5.Why:なぜ「教える」
(コラム)「学習指導案」の意味
4 章 テストの点数は、本当に君の実力か?―学力と不平等―
1.学力をどう捉えるか
2.学力と不平等の理論
3.日本の学力と不平等
4.私たちに何ができるのか
(コラム)PISA を読む
5 章 学校に行くことの意味を問い直す―「不登校」という現象―
1.社会的現象としての「不登校」
2.不登校の定義と長期欠席児童の推移
3.長欠から登校拒否へ─欠席を問題視する構図の転換
4.登校拒否から不登校へ─当事者による欠席行為の問い直し
5.不登校児の「その後」をめぐる諸問題
(コラム)「不登校トラック」の出現?
6 章 現代における子ども問題―非行、いじめ―
1.実体論的立場と関係論的立場からみた逸脱
2.非行
3.いじめ1
4.今後、逸脱についてさらに学んでいくにあたって
(コラム)公式統計データのとらえ方
7 章 障害のある子どもは"特別"な存在か―特別支援教育―
1.はじめに
2.日本の"障害"児教育
3."障害"とは何か
4.おわりに―問題の多くは、その人の努力の外にある
(コラム)「あたりまえ」を問い直す
8 章 支え合い高め合う教師たちをめざして― 教師集団と学校づくり―
1.学校教育と教師の役割
2.教職と教師集団の特徴
3.教師集団と学校づくりの課題
(コラム)個業性と協働、同僚性

第二部現代社会と教育
9 章 人権は「心」の問題か―同和問題と人権教育―
1.「出自」による差別
2.同和問題のとらえ方と同和教育の課題
3.同和教育の歴史
4.継承すべきもの、創造すべきもの
(コラム)識字・日本語教室と夜間中学
10 章 「女」として育つこと・「男」として育つこと―性差別と教育―
1.性差別は存在するのか―レディースディと女性専用車両
2.教育におけるジェンダーの視点
3.複数の不平等の交差
4.ジェンダー平等な学校づくりのために
(コラム)公的カリキュラムにおける性差別としての家庭科
11 章 貧しい家庭で生まれ育つ子どもの存在から
1.日本の中の貧困、貧困の中の子ども
2.貧困をもたらすもの、貧困がもたらすもの
3.貧困の見え方、貧困の語られ方
4.学校にはできないこと、学校にしかできないこと
(コラム)見えないものを見る
12 章 「もう学校にこなくてもいい」―ニューカマーと教育―
1.ニューカマーとは誰か?
2.言語と学力
3.文化葛藤とアイデンティティ
4.教育支援と学校制<...

  1. 1.[書籍]

教職を目指す学生に,教育の営みを心理学からのアプローチでなく,また問題を子ども個人に帰着させるのでなく,社会の大きな枠組みの中でとらえ返す思考法を教える.学力低下,不登校,逸脱行為など現実の教育課題を題材に,学校の事実や知見を社会学的にとらえる.人権や社会的公正の視点を前に出す.これらの事項をモットーに,十数人の現役の教育学者がわかりやすく論じる.

作品の情報

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編集: 若槻健西田芳正
監修: 志水宏吉

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