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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年10月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 共立出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784320072039 |
| ページ数 | 464 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
日本版に寄せて
訳者まえがき
まえがき
第1部 基礎
第1章 なぜ今までと違うものが必要なのか?
第2章 伝統的な安全工学の基礎を疑う
2.1 安全性と信頼性に関する勘違い
2.2 事象連鎖としての事故因果関係のモデル化
2.3 確率論的リスク評価の限界
2.4 事故発生時のオペレーターの役割
2.5 事故におけるソフトウェアの役割
2.6 システムの静的な見方と動的な見方
2.7 非難の矛先を決めることへのこだわり
2.8 新しい事故モデルの目標
第3章 システム理論と安全性の関係
3.1 システム理論入門
3.2 創発と階層
3.3 コミュニケーションとコントロール
3.4 システム理論を用いた事故の理解
3.5 システム工学と安全性
3.6 システム設計への安全の組み込み
第2部 STAMP:システム理論に基づく事故モデル
第4章 因果関係に対するシステム理論的な見方
4.1 安全制約
4.2 階層的な安全コントロールストラクチャー
4.3 プロセスモデル
4.4 STAMP
4.5 事故原因の一般的な分類
4.6 新しいモデルの適用
第5章 味方への誤射による事故
5.1 背景
5.2 味方への誤射による事故を防止する階層的な安全コントロールストラクチャー
5.3 STAMPを用いた事故分析
5.4 味方への誤射の事例からの結論
第3部 STAMPの活用
第6章 STAMPを用いたより安全なシステムのエンジニアリングと運用
6.1 安全への取り組みの費用対効果が高くない場合があるのはなぜか?
6.2 安全におけるシステム工学の役割
6.3 システム安全工学のプロセス
第7章 基本的な活動
7.1 事故と許容できない損失の定義
7.2 システムハザード
7.3 システム安全要求と安全制約
7.4 安全コントロールストラクチャー
第8章 STPA:新しいハザード分析手法
8.1 新しいハザード分析手法の目的
8.2 STPAの手順
8.3 潜在的にハザードにつながるコントロールアクションを識別する(ステップ1)
8.4 非安全なコントロールアクションがどのように発生し得るかを判断する(ステップ2)
8.5 ヒューマンコントローラー
8.6 安全コントロールストラクチャーの組織コンポーネントに対するSTPAの利用
8.7 社会技術システムのリエンジニアリング:医薬品の安全性とバイオックスの悲劇
8.8 STPAと従来の伝統的なハザード分析法との比較
8.9 まとめ
第9章 安全主導設計
9.1 安全主導設計プロセス
9.2 産業用ロボットの安全主導設計の例
9.3 安全性の設計
9.4 ヒューマンコントローラーの設計における特別な考慮事項
9.5 まとめ
第10章 システム工学への安全の統合
10.1 仕様書の役割と安全情報システム
10.2 インテント仕様
10.3 システムと安全を統合した工学のプロセス
第11章 CAST:事故とインシデントの分析
11.1 STAMPの事故分析への適用における一般的なプロセス
11.2 近接事象連鎖の作成
11.3 損失が発生したシステムとハザードの定義
11.4 安全コントロールストラクチャーの文書化
11.5 物理的なプロセスの分析
11.6 安全コントロールストラクチャーの上位レベルの分析
11.7 後知恵バイアスに関する言葉とその具体例
11.8 連携とコミュニケーション
11.9 ダイナミクスと高リスクな状態への移行
11.10 CAST分析からの推奨事項の生成
11.11 CASTと伝統的な事故分析との実験的比較
11.12 まとめ
第12章 運用時の安全コントロール
12.1 運用時の安全コントロール
12.2 運用時の開発プロセスの欠陥の検出
12.3 変更の管理またはコントロール
12.4 フィードバック・チャネル
12.5 フィードバックの利用
12.6 教育と訓練
12.7 運用安全管理計画の作成
12.8 労働安全へのSTAMPの適用
第13章 安全のための経営管理と安全文化
13.1 なぜ経営者は安全に配慮し投資する必要があるのか?
13.2 安全目標を達成するための一般的な要求事項
13.3 最終的な考察
第14章 SUBSAFE:米国海軍の潜水艦安全プログラムの成功事例
14.1 プログラムの沿革
14.2 SUBSAFEの目的と要求事項
14.3 SUBSAFEのリスク管理の基本
14.4 権力の分離
14.5 認証
14.6 監査手順とアプローチ
14.7 問題の報告と批評
14.8 課題
14.9 継続的な訓練と教育
14.10 潜水艦の生涯を通した実行とコンプライアンス
14.11 SUBSAFEから学ぶべき教訓
あとがき
付録A ...
安全工学のパラダイムシフトともいえる新しいアプローチSTAMP(システム理論に基づく事故モデルとプロセス)について実例豊富に解説
工学の世界は大きな技術革命を経験しつつあるが、安全・信頼性工学における基本的な方法論は信頼性理論をベースとしたもので、長年にわたってほとんど変化していない。この画期的な本書の中で、著者のナンシー・レブソンは、今日の複雑でソフトウェア集約型の社会技術システムの安全設計のために、より適した新しい考え方・アプローチであるSTAMP(システム理論に基づく事故モデルとプロセス)を提案している。これはシステム思考とシステム理論に基づいた安全工学のパラダイムシフトともいえる新しいアプローチであり、「故障の防止」から「振る舞いに関する安全制約の強化」へ、「信頼性の確保」から「安全のコントロール」へと焦点を変えた。
このアプローチは、米国のブラックホーク・ヘリコプターに対する味方への誤射による事故、バイオックスの薬品リコール、アメリカ海軍のSUBSAFE安全管理プログラム、そしてカナダの町の公共水道の細菌汚染など現実の事例に適用され、その有効性が確認されている。これらの事例は本書でも解説されているが、このアプローチはこのほかにも大規模システムにおいて数多く試されてきており、従来の技術よりも効果的で、コストがかからず、使いやすいことがわかってきた。
このSTAMPに基づくアプローチは、安全性を後付けするのではなく、システム工学の初期段階から組み込むことにより、はるかに低いコストでより安全な世界の実現を目指すものである。
[原著]Engineering a Safer World: Systems Thinking Applied to Safety, The MIT Press, 2012.

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