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フォーマット 書籍
発売日 2024年08月30日
国内/輸入 国内
出版社信山社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784797228823
ページ数 168
判型 46変形

構成数 : 1枚

『海洋法』
萬歳寛之(早稲田大学法学学術院教授) 編

◆執筆者〔担当章〕
萬歳寛之(ばんざい・ひろゆき)〔担当章:1、2、5、8、18〕
早稲田大学法学学術院教授

鶴田 順(つるた・じゅん)〔担当章:3、7、9、10、21、22〕
明治学院大学法学部准教授

鳥谷部 壌(とりやべ・じょう)〔担当章:4、14、16、24、25、26〕
摂南大学法学部講師

本田悠介(ほんだ・ゆうすけ)〔担当章:6、12、17、19、23、29〕
神戸大学大学院海事科学研究科准教授

佐俣紀仁(さまた・のりひと)〔担当章:11、13、15、20、27、28、30〕
武蔵野大学法学部准教授・東北大学国際法政策センター特任准教授(客員)

山下 毅(やました・つよし)〔担当章:20、30〕
東北大学国際法政策センター学術研究員

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【目 次】

はじめに

・序論 海洋法の発展

1 海洋法条約への道のり
日本と海洋法/海洋法とは/海洋法の法源/海洋法の歴史/海洋法条約の海域区分/まとめ
2 海洋法条約の現代的課題
海洋法ネットワーク/海洋法の視点/海と気候変動/南シナ海問題/まとめ

◇第1部 海域区分◇

〔沿岸国の領域としての海〕
3 基 線
基線とは/通常基線とは/直線基線とは/国際司法裁判所「漁業事件判決」/漁業事件判決の領海条約への影響/まとめ
4 内 水
内水とは/内水の法的地位/入港中の外国船舶に対する寄港国の管轄権/まとめ
5 領 海
領海とは/領海主権とは/領海制度の成立過程/無害通航権/無害通航の「通航」/無害通航の「無害」/管轄権/軍艦の無害通航/まとめ
6 国 際 海 峡
国際海峡とは/強化された無害通航と通過通航/国際海峡制度の発展/海洋法条約における国際海峡制度/通過通航が適用される海峡/無害通航が適用される海峡/個別条約に基づく国際海峡の通航制度/まとめ
7 群 島 水 域
群島水域制度とは/群島水域制度の成立過程/中国による沖合群島を取り囲む基線の設定/まとめ
8 島・岩
低潮高地とは/島とは/日本と離島/121条の解釈/まとめ

〔沿岸国の管轄対象としての海〕
9 接 続 水 域
接続水域とは/接続水域制度の成立過程/海洋法条約の接続水域に関する規定/接続水域における沿岸国の「防止」権限/まとめ
10 排他的経済水域
排他的経済水域とは/EEZ制度の目的/EEZ制度の成立過程/EEZ制度と大陸棚制度の関係/公海の一部としてのEEZ/「妥当な考慮」を払う義務/EEZの慣習国際法性/まとめ
11 大 陸 棚
大陸棚とは/大陸棚制度の成立過程/大陸縁辺部/大陸棚における主権的権利/大陸棚の定義の変化/大陸棚に対する固有の権利/まとめ

〔公域としての海〕
12 公 海
公海とは/公海制度の発展/公海の自由/旗国主義/旗国主義の例外/臨検/追跡権/まとめ
13 深 海 底
深海底とは/深海底制度の萌芽と海洋法条約第11部の成立/海洋法条約第11部の修正/海洋法条約第11部と実施協定/深海底の基本原則/ISAの規則・手続/深海底の活動/深海底の開発等の現状/まとめ

◇第2部 海洋の利用と秩序の維持◇

14 海洋生物資源の保存・管理
海洋生物資源の保存の意味/海洋法条約採択まで/海洋法条約における基本枠組/EEZにおける沿岸国の主権的権利/公海漁業規制/まとめ
15 海底鉱物資源の探査・開発
海洋法条約における海底鉱物資源に関する規律の全体像/国家の管轄権内(EEZおよび大陸棚)の海底鉱物資源/延長大陸棚での鉱物資源開発に関する特則/深海底での鉱物に関する諸活動/探査と開発の区別/ISAを通じた探査・開発の実際/海底鉱物資源活動と環境の保護/開発規則をめぐり露呈した理念的・根本的対立/まとめ
16 海洋環境の保護・保全
海洋環境の保護・保全に関する一般的義務/第12部の成立過程/海洋汚染の防止・規制/海洋環境の保護・保全の基本原則/地域条約による海洋環境の保護/まとめ
17 海洋の科学的調査
海洋の科学的調査とは/海洋の科学的調査制度の発展/海洋法条約における海洋の科学的調査の規制/領海の場合/EEZおよび大陸棚の場合/公海の場合/深海底の場合/まとめ
18 海の安全保障
沿岸国の安全保障/着弾距離説/海の平和的利用/領海/公海/排他的経済水域(EEZ)/海におけるテロ行為の規制/旗国主義の緩和/まとめ
19 海洋境界画定
海洋境界画定の機能/海域別の海洋境界画定の基準・方法/領海の境界画定/接続水域の境界画定/EEZおよび大陸棚の境界画定/海洋境界画定の法理/関連事情の考慮(2段階方式)/3段階方式/まとめ
20 海洋紛争解決
海洋に関連する紛争の種類/領土主権紛争/海洋境界画定紛...

  1. 1.[書籍]

◆日本の事例まで扱う新型海洋法テキスト◆
海洋法の新型テキスト。歴史と現代的課題を概観し(序論)、各海域と海域横断のルールに進む(1・2部)。その上で日本の事例を分析する(3部)。日本の事例は離島保全や海洋境界画定から、洋上風力発電や海洋保護区、さらには処理水やレアアースなどに及ぶ。各章とも冒頭の問いで興味がわき、4頁で息切れせず、末尾のまとめで理解が整う。小見出しと相互参照も豊富に付した。

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