現代ジャズ・シーンで最も信頼できる三人によるアルバムは
情景を浮かび上がらせる映像的なサウンド。
ゲストにベッカ・スティーヴンス、クリス・ポッターも参加。
世界最高峰ドラマーのブライアン・ブレイドを軸にして、SFジャズ・コレクティヴのメンバーとして長く活躍するエドワード・サイモン、さらにパット・メセニーとの共演やブライアン・ブレイドも加わったウォルフガング・ムースピールとのトリオ(10/4-6に丸の内コットンクラブで来日決定)でECMからアルバム・リリース&2023年来日でも話題となったスコット・コリーという最強トリオによるユニット。
それぞれのソロ・アルバムやジョン・パティトゥッチ等の他アーティストのアルバムで共演歴も長い三人だけに、素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれる。
人々が生きている世界やテリトリーは一時的なもので、アートや音楽を通じて同じように一時的な別のテリトリーに訪れることができるというイメージを出発点に、「Three Visitors」というアルバム・タイトルがつけられたという。
それらは3人が記憶や感情を呼び起こす具体的な場所(Far Rockway他)もあるが、それぞれのコンポジシヨンによってお互いの心を訪れることができるかもしれないというマインドストリーム的な仏教哲学の影響も関係している。
ECM的サウンドをベースにしつつもブライアン・ブレイドの曲「金繕い(=金継ぎ)」やエドワード・サイモンの曲「Nostalgia」他にそのあたりの影響も感じとれる。
ゲストにSFジャズ・コレクティヴにも参加しているクリス・ポッター(ts)、ベッカ・スティーヴンス(vo)も参加。
また、3曲に参加している弦楽四重奏は、スティーヴ・ライヒやパット・メセニー他との共演を始め長いキャリアを誇るリチャード・ルード(vl)とエリザベス・リム・ダットン(vl)、ジョン・パティトゥッチの妻でチェロ奏者としても知られるサチ・パティトゥッチ他を擁したNYでの真の実力派揃い。
発売・販売元 提供資料(2024/10/22)
現代ジャズ・シーンで最も信頼できる三人によるアルバムは、情景を浮かび上がらせる映像的なサウンド。ゲストにベッカ・スティーヴンス、クリス・ポッターも参加。 (C)RS
JMD(2024/08/17)
SF JAZZ COLLECTIVEのメンバーとしても活躍、現代ジャズ界の重要人物であるベネズエラ出身ピアニスト、エドワード・サイモン。スリー・ヴィジターズは彼が長年にわたってともに驚異的なサウンドを生み出してきたドラマーのブライアン・ブレイド、ベーシストのスコット・コリーとの三人でおくる新たなプロジェクトです。ストリング・カルテットを取り入れ、クリス・ポッターやベッカ・スティーブンスらをゲストに迎えて、想像と期待を超えてくる音楽が詰まったスゴい作品...スナーキー・パピーのレーベルGroundUPからのリリースです!
intoxicate (C)谷本真悟
タワーレコード(vol.172(2024年10月10日発行号)掲載)