| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2024年08月30日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Choice Collection |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | COI53261512 |
| SKU | 097037080266 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:17:36

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昨年夏、Choice Collectionというノルウェーのレーベルが1stと2ndの2枚のアルバムに3rdからのBee Geesふうのシングル・ヒット曲をオマケしたセット仕様として発売していたのだが、LP2枚入りとはいえCD1枚が4,690円というのはかなりの高額だ。2in1を得意とするBGO (Beat Goes On)と比べても設定価格が高く、年金生活者の懐には厳しい。
水を差すような話をすれば、2010年にひっそりと発売された『All Time Greatest Performances』という編集盤には件の2枚のアルバムから7曲ずつ計14曲も選曲されていたので、今回の銀盤化がとびきり鮮烈というわけでもない。
とはいえ、77~78年の”ほんわか”した時代の良盤2枚のCD化は痒いところに手が届いているし、レコード起こしのような怪しい音質もそこまで酷くないので、埋もれていた名盤の発掘という素晴らしい功績には素直に拍手を送りたい。
この頃のケニー・ノーランは、MOR (middle-of-the-road)系のSSWとして、バリー・マニロウをソフトにしたようなメロウで親しみやすいメロディを持つ楽曲を自作し、控え目に歌っていた。楽曲はどれも口どけの良い、甘さとミントやレモンの爽やかな香りをブレンドした、極上のポップスばかりだ。
深夜のラジオから流れるドリーミーなバラードや、愛の泉から湧き出る幸福感あふれるブライトな歌曲たち…。ミルキーでクリーミーなラヴ・ソングばかりを詰め込んでいるので、アラカルト・チョコレートのように楽曲ごとのテイストは変えているとはいえ、どれも少し甘味が強過ぎるようにも思えるが、70年代半ばの穏やかな時代を味わうには、これくらいの甘さがちょうどいい。追憶のゆりかごに揺られながら、夢見心地で聴いていたい、至福の楽曲集だ。