心と音楽の向かうまま、黄金に輝く街を飛び出し、広い荒野へ――。
現代アメリカーナ/ブルーグラス・シーン注目の才女、モリー・タトルがゴールデン・ハイウェイとともに奏でる掌編。最新作『CITY OF GOLD』から発展したEP『INTO THE WILD』がアナログLPで発売!
現代アメリカーナ/ブルーグラス・シーン注目の才女、モリー・タトル。2022年に発表したNonesuch移籍第一弾作品となった『CROOKED TREE』、そして続く2023年発表の『CITY OF GOLD』の両方でグラミー賞の最優秀ブルーグラス・アルバム(Best Bluegrass Album)を受賞し、高い評価を集めた彼女が配信とアナログで新たなEP作品をリリースする。
1993年に北カリフォルニアで生まれ、ブルーグラスのマルチ・インストゥルメンタリストであり音楽教師でもあった父、ジャック・タトルやバンジョー奏者だった祖父に影響を受け、10代の頃からステージに立ち音楽を奏でていったモリー・タトルは、バークリー音楽院を卒業後ナッシュヴィルに拠点を移し、2019年にアルバム『WHEN YOU'RE READY』でデビュー、2020年にはジャンルを超えた楽曲をカヴァーした『...BUT I'D RATHER BE WITH YOU』を発表、米メディアから非常に大きな注目を集めるようになる。2022年にはNonesuch Recordsと契約を交わし、2022年にサード・アルバム「CROOKED TREE」を発表し、ルーツ・ミュージックを現代に蘇らせ、巧みなソングライティングによって伝統的ブルーグラスに新たな息吹きを与えたアルバムとして高い評価を集めた。続けて2023年にリリースされた『CITY OF GOLD』では、ここ数年間ゴールデン・ハイウェイのメンバーとともに継続的にツアーを行ってきたことにインスピレーションを元に、ライヴでのパフォーマンスのエレクトリックなエネルギーを生々しくサウンドに封じ込め、さらに個々のミュージシャンとしての音楽的強みを強調した、より力強い内容の作品を作り上げることに成功している。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/08/09)
現在ゴールデン・ハイウェイとともに精力的にツアーを行っているモリー・タトルが、新たに制作したEP『INTO THE WILD』。3つの新曲と既に配信でリリースされている2曲のカヴァー、そして最新作『CITY OF GOLD』収録曲の別ヴァージョンで構成された6曲入り作品だ。タイトル・トラックでもある新曲「Into The Wild」は、モリーがオールド・クロウ・メディスン・ショウのケッチ・セコーとともに作った曲だという。そしてもう1つの新曲である「Getaway Girl」は『CITY OF GOLD』の為にソングライティングを行っている時に生まれた未完成の楽曲を形にしたものだという。モリー曰く、この曲はニューヨーク・シティを舞台にした嵐のようなロマンスを描いたもので、まるで(『セックス・アンド・ザ・シティ』の登場人物)"キャリー・ブラッドショー・ミーツ・ブルーグラス"みたいな作品だという。そしてEPには、モリーの大好きなカリフォルニア出身のソングライター、ケイト・ウルフの楽曲をカヴァーした「Here In California」も新曲として収録されている。ケイトへのトリビュートでもあるこの曲でモリーは、父ジャックと長年の友人であるアル・リーをフィーチャーしているが、何でも彼女は昔ファミリー・バンドでこの曲を演奏していたことがあったという。
EPには他にも、ジェファーソン・エアプレインの「White Rabbit」やオリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」のカヴァーが収録されているだけでなく、アルバム『CITY OF GOLD』からの楽曲の別ヴァージョンである「Stranger Things (Down the Rabbit Hole Version)」である。ゴールデン・ハイウェイとのフル・バンド・ヴァージョンでレコーディングされたオリジナル・ヴァージョンとはまた異なり、モリーはゴールデン・ハイウェイのメンバーであるドミニク・レスリー(マドリン)とナッシュヴィル在住のチェリストのナサニエル・スミス(チェロ/シンセサイザー)からなるトリオ編成で余分なものを削ぎ落した優美なヴァージョンを聴かせてくれている。
「『CITY OF GOLD』からバンドとしての新たな領域を探求しようとしている私たちと一緒に森の奥深くへの冒険を楽しんでくれると嬉しい」
そう語るモリー・タトルとゴールデン・ハイウェイによる新たな冒険譚――それが本EP『INTO THE WILD』なのだ。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/08/09)