豊穣な音楽文化と社会主義による他に類を見ない歪なクロスオーバーが進んだ1970年代キューバ音楽シーン。その象徴ともいえるFA-5のセルフタイトルアルバム('76)が待望の世界初復刻!!!!
ファンクが満載の絶妙なオープニング曲「Muevete Con Las Fuerzas Del Corazon」は、おそらくアルバムで最もよく知られている曲だろう。ダイナマイトのようなベースライン、喜びに満ちたホルンの演奏、そしてダンスフロアを盛り上げるドラムブレイクの音が組み合わさった、非常にキャッチーな楽曲だ。 一方で曲が進むにつれてジャンルを横断するのも本作の魅力である。「Di Tu Que Haras Sin Mi」と「Paso Sin Mas」は、西海岸のラテンロックやAORのグルーヴが漂い、ゆったりとした雰囲気を醸し出したかと思えば、「El Blue」では夢見心地で宇宙的でバレアリック、「Pero Lo Cierto Es Que No Quise Mas」ではファジーなファンクロック・ブレイクなどが披露される。そしてこのアルバムのもう1つのハイライトともいえるのが「Casa De Ladrillo」で、ラテン・ディスコファンクからコモドアーズの「Brick House」のカバーバージョンに変身するユニークかつキラーな一曲だ。
国営のAreito Recordsからリリースされたこのアルバムは、ネストル・カバジェロが監督し、アネイロ・タニョンとオスバルド・カラバジョッソとともにアレンジを担当。多作なトニー・タニョがアルバムをプロデュースし、レコーディングはフアン・パブロ・トーレス、ロス・レジェス73、グルーポ・ロス・ジョージ、ラウル・ゴメス、そしてキューバ・シリーズで紹介した他の多くのキューバの偉人たちと仕事をしたトニー・ロペスが担当している。
発売・販売元 提供資料(2024/08/16)