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飯場へ 暮らしと仕事を記録する

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フォーマット 書籍
発売日 2017年06月25日
国内/輸入 国内
出版社洛北出版
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784903127262
ページ数 512
判型 46

構成数 : 1枚

◆ はじめに ――――
・ フィールドワークの始まり
・ 初めてのフィールドワークの顛末〔てんまつ〕
・ 寄せ場〔よせば〕の変容と飯場への注目
・ 用語について ─― 飯場労働者、使用者
・ 実際に行なった調査の概要〔がいよう〕
・ この本の構成

◆ 第1章 ――――
人夫出し飯場のエスノグラフィー
・ 「飯場日記」について

* * *
飯 場 日 記
・ 新しい出会い
・ 戸惑いながらの初仕事
・ 大工の手元をする
・ 飯場の手違いで舗装〔ほそう〕現場に行く
・ 吉野の山奥で大工初体験
・ 休 日
・ 吉田建設一日目
・ 仮枠〔かりわく〕解体の仕事
・ 吉田建設二日目
・ 吉田建設三日目
・ 吉田建設四日目
・ 休みのつもりが臨時の仕事
・ 何もない休日
・ 吉田建設五日目
* * *

・ 「飯場日記」の特性

【コラム】 建設産業における飯場の役割とは

◆ 第2章 ――――
飯場の生活
・ 飯場に入るには
・ 飯場の労働条件・生活環境
・ 飯場の経営者・従業員
・ 飯場での暮らしぶり
・ 飯場労働者の人間関係
・ 飯場の生活

【コラム】 飯場の歴史と現在

◆ 第3章 ――――
飯場の仕事 ―― 寄せ場〔よせば〕→ 飯場
・ 土工〔どこう〕の技能
・ 労働条件
・ 労働者の構成
・ 実際の作業内容
・ 飯場労働の心得〔こころえ〕
・ 飯場の巨大化の背景

◆ 第4章 ――――
飯場の仕事 ―― 求人広告 → 飯場
・ 労働条件と調査概要〔がいよう〕
・ X建設の仕事の概要
・ 労働者の構成
・ 実際の仕事内容
・ X建設の戦略

◆ 第5章 ――――
飯場の労働文化
・ 「文化」の研究
・ 飯場労働者の分類・序列・関係
・ 飯場労働者の行動様式
・ 飯場の労働文化

【コラム】 気づきを理解につなげるために

◆ 第6章 ――――
つくられた「怠け者」、排除の檻〔おり〕
・ 「勤勉」と「怠け」という問題
・ 飯場労働の中身
・ 飯場労働者のモチベーション
・ 固定層と流動層のすれ違い

◆ 第7章 ――――
「怠け」の役割、排除の構造
・ より良い労働とは?
・ 使用者の認識のずれ
・ ゆらぐ「勤勉」と「怠け」
・ 「怠け」が果たす役割

◆ 第8章 ――――
不寛容なコミュニティ ―― 淘汰〔とうた〕と選別
・ 排除か、淘汰か
・ コンクリ打ちの実態
・ 掘削〔くっさく〕・埋め戻し、常用〔じょうよう〕の場合
・ 淘汰と選別

◆ おわりに ――――
・ 飯場の仕事は変化したのか
・ 飯場の暮らし
・ 生産性と共同性のせめぎあい
・ 共同性の原資〔げんし〕
・ 「誰にでもできること」の大切さ
・ 自由の行為

文献一覧 /あとがき /索 引

  1. 1.[書籍]

仕事ができない自分が、悪いのか?
それとも、アイツが、ダメなのか?

―― 他人と「共に働く」ことの、喜びと違和。
―― 共同性を育む、他人への信頼と期待。

* * *

「生産性を上げろ」という過酷な要求、上からの理不尽な圧迫と合理化、職場内の不当な排除行為。
職場の共同性は、どんどん切りつめられ、現場は、ささくれだっていく。

私たちは、この状況を、どのように押し返していけばよいのだろうか?

本書は、飯場の一人ひとりの労働者が置かれた関係性に注目し、この問いに、真摯に迫っている。

飯場とは、多くの労働者にとって、一時的な滞在場所であり、滞在期間に長い短いはあっても、入る時には出ることが念頭にあるといってよい。

では、いったい、どういうルートで飯場に入るのだろうか。
どんな労働条件で仕事(主に建設労働)をしていくのだろうか。
どういった暮らしをおくることになるのか。
どのような人たちと出会い、そして……、飯場を出て行くのだろうか。

飯場で出会った一人ひとりの労働者たち――。すなわち、赤木さん、浅井さん、有村さん、磯村さん、井上さん、武(ウー)くん、上山さん、江口さん、遠藤さん、太田さん、大塚さん、小川さん、奥野さん、柿田さん、片桐さん、門脇さん、亀田さん、苅田くん、川野さん、川端さん、岸川さん、木戸さん、倉田さん、黒田さん、小池さん、孔(コウ)くん、小宮さん、斉藤さん、桜井くん、重岡さん、篠田さん、篠原さん、志村さん、江(ジャン)くん、白井さん、白木さん、杉浦さん、杉森さん、須藤さん、角谷さん、高田さん、高橋さん、田村さん、湯(タン)くん、坪井さん、鶴田さん、寺岡さん、富樫さん、中居さん、中野さん、中村さん、中山さん、野中さん、野村さん、羽田さん、濱田さん、原口さん、東野さん、平田さん、深川さん、藤田さん、正木さん、増田さん、松川さん、松本さん、水野さん、三田さん、森さん、保田さん、山野井さん、横溝さん……。

著者=「僕」は、かれらと共に働きながら、その一人ひとりの言動に視線をそそぐ。
かれらにある、一瞬の繊細な気配り、隠された冷やかさ、見返りを求めない手助け、耐えがたい混乱、息を飲む率直さ、抑えがたい苛立ち……。これら一人ひとりの言動が、共に働く現場において、固有の関係性を紡ぎあげている。この関係性を「理解」するために、「僕」は、体験を記録し、その意味に気づき、そして考察を、厚く、重ねていく。

この本は、まずは、飯場の暮らしと仕事のありようを、著者=「僕」の飯場体験にもとづいて、「僕」の視点(身体を通した経験)から、くわしく描きだす。つづいて、この飯場体験の「記録」をふまえ、不当な排除…

作品の情報

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著者: 渡辺拓也

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