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構成数 : 1
口絵 木彫り熊基礎知識
はじめに(田村実咲)
凡例
1 木彫り熊を旅する
木彫り熊とは何だろうか?
どこから来て、どんな旅路をたどり、
どこへ向かおうとしているのだろうか?
木彫り熊の足跡をたどって、歴史と文化を旅してみよう。
第1章 木彫り熊をたどる(田村実咲)
[本章では、北海道木彫り熊の制作・販売の歴史的経緯を概観する。木彫り熊は北海道の著名な土産品として知られているが、北海道木彫り熊に関する全般的な研究は始まったばかりといえる。 北海道木彫り熊の軌跡を八雲と旭川をはじめとするたくさんの「ふるさと」に注目してたどっていく。]
introduction●北海道観光と木彫り熊
1 八雲熊彫の足跡
尾張徳川家による八雲移住/徳川農場の設立と「熊狩の殿様」/スイスから八雲へと持ち込まれたペザントアート/徳川義親による農村美術運動/品評会に「木彫り熊」が出品される/擬人化熊も生まれた農村美術運動の展開/「我が町の特産品」八雲熊彫の確立と発展/第二次世界大戦による徳川農場の閉場/戦後から現在までの八雲熊彫の制作・販売
2 アイヌの木彫り熊の足跡
江戸時代までの木彫土産品制作/明治時代に迫られる生活文化の変容/博覧会のなかのアイヌの土産品/旭川・近文における新たな土産品の模索/熊猟師・松井梅太郎と「豚熊・鰐熊・鼠熊」/アイヌの木彫り熊のはじまりを巡って/昭和初期の北海道観光ブーム/急速な人気の高まりによって生まれた光と影/第二次世界大戦中にも続けられた木彫り熊制作/戦後復興と米兵の土産品として/二度目の北海道観光ブーム/北海道の一大土産品産業へ/移り変わる北海道観光の価値/再び注目される木彫り熊
3 全道へ広がった木彫り熊の制作
繁華街・札幌/道東の一大拠点・阿寒/地域産業として根付いた白老/新たな技術を導入した奈井江/道南の観光拠点・函館/伝統工芸の里・二風谷
epilogue●たくさんの「ふるさと」いくつもの「旅路」
第2章 木彫り熊を訪ねる
[本章では、木彫り熊の制作・販売にたずさわってきた商店や職人の元を訪ね、現場の声を集める。 制作・販売が広がっていった各地域で、木彫り熊はどのような歴史をたどってきたのだろうか。そこにはどのような人やモノ、地域のつながりが見出せるだろうか。]
1 木彫り熊を訪ねる前に(田村実咲)
木彫り熊の「サイン」とは/誰が「サイン」を入れたのか?/❶職人の「サイン」/❷土産店の「サイン」/❸購入者の「サイン」/❹その他の「サイン」/「サイン」がないことにも理由はある!/❶「サイン」を入れることができなかった場合/❷「サイン」を意図的に入れなかった場合/「サイン」から人々のつながりをひも解く
2-1 〔木彫り熊を訪ねて〕有限会社トミヤ澤田商店
内地へ赴く兵隊さんのお土産として/本州や九州の土産品も集まる/有名キャラクターブームと熊ボッコ/北海道マークのシール/木札とタグと表情熊/職人の名前を入れる?入れない?
2-2 〔木彫り熊を訪ねて〕遊木民(有限会社拓商)
道東をまわると箔がつく/長野や小田原の木彫り熊たち/ニポポ、レリーフ、木彫り熊/「木彫専門店」として/職人にも生活がある!/「サイン」の上手な店員さん/買った人のサインでもあるペン書き/「職人」なのか「作家」なのか/「サイン」の価値の移り変わり
column1●職人の話を聴く〜木彫家・荒木繁氏を訪ねて〜(田村実咲)
飛び込み営業で売った「熊」/彫刻刀と電子レンジ/親子代々に使われてきた「サイン」/木彫り熊が生まれる場所で
第3章 木彫り熊を伝える
[本章では、木彫り熊展示を行った博物館や有志の研究会の取り組みを紹介する。会報「キムンカムイ」は、旭川で発足した「木彫り熊を愛する会(木彫り熊愛好倶楽部)」が刊行したフリーペーパーである。古美術商や土産店の元工場長らが集まり、木彫り熊の収集や商店などへの独自の聞き取りを行っていた(現在は解散)。近年、木彫り熊の魅力を伝える人々の活動が広がっている。例えば、有志の研究会やコレクターの存在は道内に留まらず、活動内容もイベントの企画、オリジナルグッズの制作・販売、書籍の刊行など多岐に渡る。]
1 木彫り熊と展示(田村実咲)
2-1 〔インタビュー〕木彫り熊展示とコミュニティ協働(話し手=武永真)
東北地方のこけしは伝統工芸品、では北海道の木彫り熊は……?/ゼロベースからの資料収集/「白老では土産屋さんの子どもが一番お小遣いが多かった」/「人間と熊の文化史」としての木彫り熊/木彫り熊という「ものづくり」を展示する/飛生芸術祭との協働/「再ブーム」=木彫り熊を北海道の「/...
あなたの元にやってきた木彫り熊は、どこから来たのか?
木彫り熊概論、開講します!
1970年代には「現在道内で生産される木彫り熊は、年間約250万個、ザット15億円」とも伝えられ、北海道の一大土産品産業になった、木彫り熊。
本書は、北海道木彫り熊が歩んできた歴史を振り返り、土産店、職人・作家、有志の研究会、展覧会を企画した博物館や大学など、木彫り熊に携わる人々の多彩な活動と現場の声から、木彫り熊をあらたに捉え直し、その魅力と私たちとの関係とを明らかにします。
さらに研究としての木彫り熊の裾野を広げるため、絵画的な方法で表現されたクマ・ヒグマの事例より、美術・文化の方面からクマについて考えていきます。また、ミュージアム・コレクションとしての木彫り熊の可能性にも注目します。博物館はどのように私たちの生活にありふれた資料を収集・保存し、展示しているのか。資料としての位置づけや在り方、コレクション形成のプロセスの事例をもとに、木彫り熊のこれからを探ります。
カラーで「木彫り熊基礎知識」を掲載するほか、図版・資料も多数掲載。付録として「木彫り熊関連年表」も完備。
執筆・インタビューは、田村実咲、武永真、山崎幸治、青沼千鶴、増子博子、是恒さくら、今村信隆、寺農織苑、尾崎織女、阿部麟太郎、(有)トミヤ澤田商店、遊木民。
【当時の暮らしや出来事を知る当事者が少なくなるなか、聞き取りと情報共有、技術伝承は喫緊の課題といえます。木彫り熊の歴史が再評価され、新たな価値への注目が高まる今こそ、少しでも多くの現場や当事者の記憶と証言を集め、後世へつないでいくことが、本書の役割であると考えています。】…田村実咲「はじめに」より
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年09月06日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 文学通信 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784867660546 |
| ページ数 | 368 |
| 判型 | 46 |

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