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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2024年10月03日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Arcana |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | A568 |
| SKU | 4589538814908 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:26:13
【曲目】
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
1. ソナタ K. 213 ニ短調 Andante
2. ソナタ K. 214 ニ長調 Allegro vivo
3. ソナタ K. 208 イ長調 Adagio e cantabile
4. ソナタ K. 209 イ長調 Allegro
5. ソナタ K. 248 変ロ長調 Allegro
6. ソナタ K. 249 変ロ長調 Allegro
7. ソナタ K. 215 ホ長調 Andante
8. ソナタ K. 216 ホ長調 Allegro
9. ソナタ K. 217 イ短調 Andante
10. ソナタ K. 218 イ短調 Vivo
11. ソナタ K. 242 ハ長調 Vivo
12. ソナタ K. 243 ハ長調 Allegro
13. ソナタ K. 244 ロ長調 Allegro
14. ソナタ K. 245 ロ長調 Allegro
15. ソナタ K. 219 イ長調 Andante
16. ソナタ K. 220 イ長調 Allegro
【演奏】
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
使用楽器…作者・年代不詳のイタリア製による、
バルバストのフィリップ・ユモー
2002年製作の再現楽器
ピッチ…a'=415 Hz
【録音】
2023年12月4-6日
フランソワ=ラン音楽図書館、ロワイモヨン修道院、フランス
収録時間: 86分

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耳がひらいたのは、亡実父が翻訳したペロ―童話集の朗読CDの挿入曲でギター演奏からだった。勢いづいて、ピアノの録音を改めて探し、ナポリ出身のA.チッコリ―ニの演奏に出会い、ようやく鍵盤作品として聞こえるようになった。
第2の起点となるのが、消費税率改定前に駆け込み購入した、S.ロスのチェンバロ演奏録音にて、555曲の中で一曲選ぶならKk.208であり、“It's the most beautiful. It's also the slowest and the happiest one, the one with most sunshine in it.”と語っていたのを読み、私も再聴、とても気に入ってしまった。日頃から冷めたことを言っていても、lyricismに満ちた曲が私は好きなのだ。
F.コルティ氏の演奏を、今回迷わず選んだ理由は、リヨン帯同時に、France Musiqueの動画でD. スカルラッティの演奏を視聴時の事、作業をしながら聴き、聴き終える頃には所作が淑やかにまでなっていて驚き、マリア・バルバラ王妃効果まで演奏能うと強く印象に残ったから。
昨年まで、古典音楽演奏は、音楽史や奏者解説に触れていながら、楽譜通りという、作曲家自身が意図した演奏だけが正しく、基本的には一通りで、演奏機会により微調整有りぐらいにしか思っていなかった。しかし、バロック音楽は、“楽譜は見取り図にすぎず、ジャズにも似て即興演奏が重視され、聞く者の心に応じた多様な接点が可能になる”(『バロック音楽』講談社現代新書 表紙より)を読んで、聴き比べが、聴き手の審査員的なものから、本能的な楽しみへと戻った。漫然と好き嫌いで、感覚的に聴いてきたことが残念であり、遅きに失した感は否めないが、演奏者、使用楽器、使用楽譜等により、同じ作品が、違う表情や姿で現れることを、今後も更に意識して感受することを悦びとしたい。
ドメニコ・スカルラッティGiuseppe Domenico Scarlattiの祥月命日(1757年7月23日)に。