ワンピに"ブーツ"に"ラッパ"。このジャケットがまたまた最高なんです。米国の女性SSW、ミンディ・グレッドヒルのクリスマス・アルバムは文句無しの大傑作。名曲「B1. Winter Moon」はクリスマスの新定番になっちゃうかもしれないほどの名曲です...。
そのコケティッシュな歌声がとにかく魅力的。米国、カリフォルニア生まれの女性SSW、Mindy Gledhillの3rdアルバムにして最高傑作『アンカー』は、当店でも爆発的なヒットを記録しましたが、そんな彼女のクリスマス(冬の)アルバムが本作『Winter Moon』です。アコースティックな質感が素敵なサウンドと、程よいヴィンテージ感が心地良いアレンジに、センスの良いスタンダードソングの選曲に加え、オリジナル曲も抜群と言う夢のような名盤です。
元気一杯の疾走ギターポップに仕上げた「A1. サンタが街にやってくる」がいきなりハッピーな仕上がりですが、同じく軽快なテンポで奏でられるビーチボーイズのカヴァー「A5. リトル・セイント・ニック」、バンジョーに乗せて聴かせる「B3. ザ・クリスマス・ソング」などのアップテンポの楽曲に加え、優しい歌声が絶妙な「A2. 神の御子は今宵しも」、語りかけるように歌う「A3. クリスマス・ワルツ」、厳かな雰囲気のオリジナル曲「B2.リトル・ソルジャー」、ピアノの伴奏のみで聴かせる定番中の定番曲「B4. きよしこの夜」など、本当に素晴らしいです。そして注目は、本作のタイトルにもなっている彼女のオリジナル曲「B1. ウィンター・ムーン」。彼女の最大の魅力の一つである、メロディの輝きが尋常では無いこの曲は、ほっこりとしたバンジョーの響きと曲調が絶妙の名曲で、一聴で心に刻み込まれてしまうような、そんな魅力に溢れています。さらに、ボーナス曲として収録されている「B5. ウィンター・ムーン(ウィズ・パペット・フレンズ)」は、虫声のパペット達と共に歌うVer.で、子供達と一緒に楽しめると言う魅力も備えています。
クリスマスアルバムと言えば、どうしても季節感や、ノリに左右されがちな印象ですが、本作『ウィンター・ムーン』はミンディ・グレッドヒルの魅力も相まって、しっかりとポップス作品として楽しめてしまう1枚です。不思議なことに、冬を通して、いや通年で楽しめてしまう、そんな魔法のような魅力を合わせ持つ名盤です。
●オフィシャル帯付属の輸入アナログ盤国内流通仕様です
●特殊仕様ジャケット(型抜/銀箔) / インサート付
発売・販売元 提供資料(2024/08/02)