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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年09月03日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 花鳥社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784868030072 |
| ページ数 | 476 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
『文法の詩学』刊行へ
Notes:
序章 「あけがたには」の詩学
1 〈文法〉と〈詩学〉
2 〈言語態〉学の一環
3 『国語学原論』の主語格、述語格
第一部 機能語が意味語を下支えする
一章 論理上の文法と表出する文法
1 意味はどこにあるか
2 「心」は意味か
3 言外の意味
4 意味を働かせるキー
5 論理上の主格を支える深層
二章 時間域、推量域、形容域
1 〈前 ‒ 助動辞〉図
2 krsm 四辺形、krsm 立体
3 助動辞どうしの機能差──小松モデル
4 世界の諸言語の〈意味語、機能語〉
三章 「あり、り」をめぐる
1 「り」(〜る、〜ある)の成立
2 「断定なり」には「あり」ar-i が潜む
3 「と」、「断定たり」
4 「ざり、ず」(〜ない)〔否定する〕
5 活用語尾──形容詞のカリ活用
四章 起源にひらく「き」の系譜
1 「さしける、……はへけく」
2 けく、けば、けむ、けり
3 二行にわたる活用
4 起源譚としての「し」
5 史歌という視野から見る
6 「き」=目睹回想は正しいか
7 「まし」との関係
五章 伝来の助動辞「けり」──時間の経過
1 動詞「来り」との関係
2 「けり」の機能は時間の経過
3 「科学的ないし客観的方法」(竹岡)
4 確定的な未来へ注ぎ込む時間
六章 フルコトの過去、物語の非過去
1 叙事文学の語り
2 口承語りの文体──昔話
3 フルコトの語り──『古事記』
4 説話文学の「けり」と物語文学
5 物語の叙述は非過去
七章 「はや舟に乗れ。日も暮れぬ」
1 「ぬ、つ」を二つの焦点に
2 急げば舟に間に合うか
3 鳥たちが鳴き出さんとする
4 「秋来ぬと」「おどろかれぬる」
5 仮に身を事件の現場に置いてみる
6 〈完了〉と〈過去〉と
7 一語動詞からの転成
8 「た」の発達と「ぬ」の消長
八章 〈いま、さっき、つい先刻〉──「つ」
1 いましがた起きた
2 「つ」と「ぬ」と
3 〜となむ名のり侍りつる
4 想像と行為、あるいは未来
5 上接する語から「ぬ」と「つ」とを区別する?
九章 言文一致と近代──「た」の創発
1 古典のなかの「た」のあらわれ
2 古典の口語文に見る「た」
3 「だ」調常体とは
4 「たり」からの距離
5 〈歴史的現在〉とは
6 地の文の成立
十章 推量とは何か(一)──む、けむ、らむ、まし
1 人類は疑心暗鬼する動物
2 音韻が結合する
3 推量と意志と未来
4 まく、まほし、まうし
5 けむ(〜たろう)
6 らむ(いまごろは〜だろう)
7 「まし」(〜よかったのに)
十一章 推量とは何か(二)──伝聞なり、めり
1 伝聞なり〔耳の助動辞〕
2 「ななり、あなり」──活用語終止形への下接
3 「はべなり」と「侍るなり」
4 「めり」(〜みたい)〔見た目〕
十二章 推量とは何か(三)──べし、まじ
1 推量と意志──べし、べらなり
2 ましじ
3 まじ
4 「らむ、らし、べし」三角形
十三章 らしさの助動辞──「らし」
1 接尾語「らしい」とは何か
2 古語化し、再生する平安時代の「らし」
3 「不平み坐すらし」「置目来らしモ」
4 香具山にかかる夏雲
5 「あらし、らし」
十四章 し、じ、たし──形容、否定、願望、様態
1 前‒助動辞図
2 「あし」asi ──形容辞
3 否定辞──じ、ず、ざり、に
4 程度を否定する「なし」
5 願望──「まほし」から「たし」へ
6 ごとし、やうなり
十五章 「る、らる」「す、さす、しむ」
1 「る、らる」の四機能とは
2 自然勢(いわゆる自発)
3 不可能と可能態
4 「る、らる」は「受身」か
5 『万葉集』の「ゆ、らゆ」
6 「る、らる」の敬意
7 「す、さす」および「しむ」
8 高い尊敬
第二部 機能語が意味語を下支えする その二
十六章 助辞の言語態
1 格助辞のグループ
2 副助辞
3 八種の係助辞の配置
4 文末の助辞群
5 投げ入れる助辞群
6 接続助辞のグループ
7 いわゆる格助詞の「接続助詞」化問題
8 助辞、助動辞の相互の関係
十七章 「は」の〈主格補語〉性──「が」を覆う
1 主体的意識による表現
2 〈主格~所有格〉の「が、の」
3 「が」の上に立つ「は」
4 御局は桐壺なり──差異化としての「は<...
〈文法〉と〈詩学〉が結びつく。
古典の物語や詩歌を読む立場から、ことばを〈意味語〉と〈機能語〉に分類。
作品を真に読み解くために、現代人にとって古典語となっている言語を当時の現代語として探究する試みが結実。
旧著『文法的詩学』(2012年)、『文法的詩学 その動態』(2015年)を全面改訂し、再構成した。藤井詩学の決定版。

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