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アレクサンドロス以後 長いヘレニズムとギリシア世界

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フォーマット 書籍
発売日 2024年09月25日
国内/輸入 国内
出版社名古屋大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784815811709
ページ数 410
判型 A5

構成数 : 1枚

日本語版へのまえがき
凡 例
地 図



第1章 すべてはどうはじまったのか(前356年~前323年)
—— マケドニアからオイクメネへ
父の遺産(前356年頃~前336年)
息子のビジョン(前336年~前331年)—— トロイアからエジプトへ
ペルシアへの道(前331年~前327年)—— 復讐者アレクサンドロス
ポトス(前327年~前324年)—— 限界を目指す欲望
不死へ(前324年~前323年)
アレクサンドロスの遺産

第2章 後継者たち(前323年~前275年)
—— 王国を作った山師たち
継承の問題(前323年)
後継者たち —— 野心の肖像画美術館
ラミア戦争あるいはヘラス戦争(前323年~前322年)
将軍から王へ(前322年~前306年)
帝国の夢(前306年~前281年)
シチリアの冒険
最後の山師 —— ピュロス
東と西の新世界 —— 別々の、しかしつなぎ合わされた世界

第3章 短い3世紀の「古い」ギリシア(前279年~前217年)
—— 生存・自由・覇権を求める闘い
遍在する戦争
新しい蛮族(前279年~前277年)—— ギリシア世界に入るガリア人
クレモニデス戦争(前267年~前261年)
アラトス、そしてアカイア人の興隆(前251年~前229年)
権力の回復者(前239年~前221年)—— ドソンとクレオメネス
「同盟市戦争」(前220年~前217年)—— ギリシア人だけで戦った最後の大戦争

第4章 プトレマイオス朝の黄金時代(前283年~前217年)
短い3世紀におけるプトレマイオス朝の覇権
東部戦線異常あり(前274年~前253年)—— シリア戦争
犯罪の陰に女あり(前246年~前241年)—— ラオディケ戦争とベレニケの髪の房
プトレマイオス朝の最後の勝利 —— ラピアの戦い

第5章 王と王国
バシレイア —— ヘレニズム王権の多様な起源
家族の問題としての王権
新しい行政上の課題 —— 帝国を統治する
都市と王 —— 自治をめぐる闘いと自由という幻想
ヘレニズム王権の軍事的性格
ヘレニズム王の人間的神性
権力を交渉する
君主政を演出する

第6章 連邦と帝国の世界のなかでの都市国家
ポリス —— 現実での衰退と観念での継続
ポリスにあふれる世界
ヘレニズム期の連邦主義 —— 大きな期待と大きな失敗
政治制度
民主政という幻想と金権政治という現実
ヘレニズム期のスター・システム —— 扇動家、僭主、世襲の王家、英雄

第7章 絡まり合い(前221年~前188年)
—— ローマの登場
シュンプロケ —— グローバル・ヒストリーの誕生
「女、火、海」(前229年)—— バルカン半島にローマ人を連れてきた戦争
信頼と忠誠から拡大へ —— ローマの帝国支配への最初の一歩
パロスのデメトリオスと第二次イリュリア戦争(前219年~前218年)
西方の黒雲(前217年~前205年)
大錯綜(前215年~前204年)—— 第一次マケドニア戦争
エジプトの危機と日和見的同盟(前204年~前201年)
ローマ帝国主義の転換点?(前200年~前197年)—— 第二次マケドニア戦争
自由(前196年)—— 宣言とその影響
死にいたる対立(前196年~前189年)—— アンティオコス三世とローマ
アパメイアの和約(前188年)—— 東方ギリシア語圏の歴史の転換点
ギリシアが人士を産まなくなった時

第8章 ギリシア国家からローマ属州へ(前188年~前129年)
習慣としての支配
マケドニア王国の終焉(前179年~前167年)
グラエキア・カプタ(前167年~前146年)—— ギリシアの属州化
同盟王国から属州へ(前159年~前129年)—— アッタロス朝の最後の王たち
搾取としての領土拡張 —— アシアにおけるローマの徴税請負人

第9章 アジアとエジプトのヘレニズム王国の衰亡(前188年~前80年)
東方の「神々の黄昏」
ユダヤでの文化衝突 —— 最高神官から王へ
中央アジアでのギリシア人王国の興隆と衰退
セレウコス朝の内紛と緩慢な死
ゲーム・オブ・スローンズ —— プトレマイオス朝の内戦

第10章 来寇する野心家たちの戦場(前88年~前30年)
戦争をできる自由に焦がれて
ポントス —— 辺境の王国から国際舞台へ
第一次ミトリダテス戦争とスラの台頭
第二次・第三次ミトリダテス戦争とルクルスの野心
対海賊戦争とポンペイウスの台頭
ポンペイウスのローマ期東方の構想
最後のプトレマイオス朝の王たち —— 支配者からローマの主人の庇護民へ
ローマの情事 —— クレオパトラとカエサル
独裁者は死んだ。歓呼を受けるのは誰だ
ヘレニズム最後のドラマ —— アントニウスとクレオパトラ...

  1. 1.[書籍]

ヒト・モノ・アイデアの活発な移動、メガシティや新宗教の出現、市民の政治参加とその浸蝕──。西地中海から中央アジアまでひろがった言語・制度・文化は、在地社会と交わりながらかつてない光景をもたらした。ローマ支配下でも継続したギリシア人の「グローバル」な拡散・統合を、500年のスパンで展望する画期的通史。

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