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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年04月24日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 田畑書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784803803587 |
| ページ数 | 212 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
I 救済の文学ドイツの自伝小説と日本の私小説 8救済の文学──何故、私小説は一部の人から熱狂的に迎えられるのか 14創作者と読者との神秘的邂逅──受容理論の盲点 45文学より神秘へと至る道──十九世紀ロマン主義と写実・自然主義の系譜 54II 日本の文芸において文芸の土壌問題──近代における日本語と日本文学の宿命 80オイコス的芸術観──日本の芸術に見られる一傾向 96日本近代文学の土壌に流れる二つの水脈 111III 文学史研究トルストイとリアリズムに関する三つの考察 134文芸復興前史──「プロ文」時代から文芸復興へ 152雑誌『風景』について──文学とマス・メディア 181あとがき 204参考文献 208
私たちは孤独感や無力感を感ずる時、あるいは心がひどく傷ついている時、親身になってくれる人を求めることがある。そのこの比喩は、他の純文学作品と私小説が、決定的に異なる一つの要因を示唆している。(本文より)いい私小説を読むと、なぜわれわれの魂は慰められるのだろう。そしてなぜ、くり返し読んでも飽きないのだろう。文学の故郷に、〈受容する主体(読者)〉という方向から全く新しいアプローチをはかった、気鋭の文芸評論集。

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