アメリカのインディ・ポップ・バンド、ムナのリード・シンガー、ケイティ・ギャヴィンのソロ・デビュー・アルバムが完成。私たちが親密さやロマンスを求めていることを批判や辛辣な表現なしに精査した作品『ホワット・ア・リリーフ』、リリース。
Saddest Factory Recordsからリリースされるソロ・デビュー・アルバム『What A Relief』で、Katie Gavinは、自らが同世代で最も巧みなソングライターのひとりであることを証明した。『What A Relief』は、私たちが親密さやロマンスを求めていることを、批判や辛辣な表現なしに精査する。Gavinはアルバムを「リリス・フェア・コア(Lilith Fair-core)」と正確に表現しているが、この作品は、Alanis Morissette、Fiona Apple、Ani DiFrancoといったシンガーの無防備な自己主張と家庭的でポップな感性を取り入れ、その粘り強さをGavin自身の自己発見への旅路の為の北極星として使っている。「このレコードは、私の人生の多くの部分にまたがっている。私は、つながりを本当に深く求めていたが、あらゆる種類の孤独や、愛という現実の作業でさえも、それを達成するための障害として立ちはだかった。『What A Relief』は、それを恥じることなく正直に探求し、描いている」とGavinは語る。こうして出来上がった収録曲は、率直で、真実味があり、寛大で、しばしば感じられるが言葉にするのが難しい経験を描くこととなった。
発売・販売元 提供資料(2024/08/07)
Phoebe Bridgersが主宰するレーベル〈Saddest Factory〉に所属するバンド、MUNAのリードシンガーによる初ソロアルバム。MUNAのキャッチーなポップサウンドは落ち着き、フォークやアコースティックな楽曲を多数収録しています。彼女が敬愛するアーティストのひとり、Mitskiをフィーチャーした《As Good As It Gets》では抒情的で美しいハーモニーを奏でています。バンドで培った経験を活かしつつ、ソロだからこそできる繊細な音像を堪能できます。凛とした佇まいやパフォーマンスに深みを感じる、彼女のキャリアの礎となるであろう1枚です。
intoxicate (C)石田真生
タワーレコード(vol.173(2024年12月10日発行号)掲載)
シンセ・ポップな3人組ムナのメンバー、ケイティ・ギャヴィンのファースト・ソロ作。フォークをルーツにトラックメイキングも駆使する現代的なシンガー・ソングライターの才気をインディー・ポップなサウンドと共にアピール。加えてムナの盟友、ジョゼット・マスキンの空間系のギター・プレイも聴きどころだ。今後、ギタリストとして頭角を現していきそうな予感!
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.492(2024年11月25日発行号)掲載)