Shadows And Light

時代や地域を越えて共感と尊敬を集める女性シンガー・ソングライターの最高峰、ジョニ・ミッチェル。
2024年6月にリリースされたばかりの、彼女のAsylum後期のスタジオ・アルバムをコンパイルしたボックス・セット『THE ASYLUM ALBUMS (1976-1980)』から、ジョニにとって2作目のライヴ・アルバムであり、ジャコ・パストリアスやパット・メセニー、ドン・アライアスやマイケル・ブレッカーといった錚々たるメンバーとともに彼女の果てしなき音楽的旅路をパフォーマンスで表現した、1980年発表の名ライヴ・アルバム『SHADOWS AND LIGHT』が、2枚組180グラム重量盤アナログ仕様の単独作品となってここに登場する!

時代や地域を超えて多くの音楽リスナー、ミュージシャンから変わらぬ共感と尊敬を集めるシンガー・ソングライターの最高峰、ジョニ・ミッチェル。彼女の貴重なレア音源ばかりをコンパイルした"ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ・シリーズ"や、彼女がRepriseやAsylumといったレーベルで発表したスタジオ・アルバムに最新リマスターを施したボックス・シリーズなど、数多のソングライターが愛し憧れたアーティストである彼女のキャリアを俯瞰する壮大なプロジェクトが現在進行しており、再び彼女の歌声やサウンドが世界中で再評価されている。昨年7月にはステージに復活した彼女のパフォーマンスの模様を収録した最新ライヴ・アルバム『JONI MITCHELL AT NEWPORT』を発表、今年2月に開催された世界的音楽の祭典、グラミー賞でも「最優秀フォーク・アルバム」部門を受賞し、大きな話題となったばかりだ。

今回、今年2024年6月にリリースされたばかりとなる、彼女のAsylum後期のスタジオ・アルバムをコンパイルしたボックス・セット『THE ASYLUM ALBUMS (1976-1980)』の中から、Asylumからリリースした最後のアルバムであり、彼女のあくなき音楽的探求の旅路をジャコ・パストリアスやパット・メセニーをはじめとする錚々たるメンバーと共にライヴ・パフォーマンスで見事に表現した、1980年発表の名ライヴ・アルバム『SHADOWS AND LIGHT』が、単独アナログ盤作品となってリリースされることとなった。長らく市場でも入手困難となっていた名作のアナログ盤が、ボックス・セット同様、バーニー・グランドマンによる最新リマスター音源を収録した単独2枚組180グラム重量盤アナログとなって、遂に世界に届けられることとなるのだ。

ジョニにとって2作目のライヴ・アルバムであり、アサイラム・レコード在籍時最後の作品となったのが、この『SHADOWS AND LIGHT』だ。『MINGUS』のツアーから、1979年9月のサンタバーバラ・ボウルで行われたパフォーマンスを収録したもので、ジョニの名曲である「Woodstock」を除き、「Amelia」や「Dreamland」、「The Dry Cleaner From Des Moines」といった新しい楽曲に焦点を当てた内容となっている。バックを固めるのはジャコ・パストリアス(b)、パット・メセニー(g)、ドン・アライアス(dr)、ライル・メイズ(piano)、マイケル・ブレッカー(sax)といった、錚々たる名手ばかりだ。また、60年代に人気を博したヴォーカル・グループ、ザ・パースエイションズも「Shadows and Light」と「Why Do Fools Fall In Love」の2曲に参加している。

Shadows and Light is Joni Mitchell's second live album, and it serves as a good retrospective of her jazzy period from 1975-1979. As expected, she assembles a group of all-star musicians including Pat Metheny (guitar), Jaco Pastorius (bass), Lyle Mays (keyboards), and Michael Brecker (saxophone) who give these compositions more energy than on the studio recordings. The musicians are given room to jam, and they sound terrific on uptempo songs such as "Coyote" and "In France They Kiss on Main Street." If there is a general theme of these songs, it's about growing older and maturing after the failed idealism of the late '60s (the album opens with audio clips from the movie Rebel Without a Cause). Although this album is pleasing, the live arrangements are not different enough from the studio versions to warrant higher marks. In fact, Mitchell has always been an album artist who recorded studio albums that had a sound and feel all their own. While Shadows and Light provides a nice summary of her experimental period for casual fans, interested listeners should start with Hejira or The Hissing of Summer Lawns. ~ Vik Iyengar

「逃避行」以来のジャズ期ジョニ・ミッチェルの総決算であるﾞ光と影"ツアーの映像。ジャコ・パトリシアス、パット・メセニーらのﾞドリーム・バンド"との美しい偶然が重なる瞬間を択えた貴重な作品。新札幌店ではガイド本の決定盤「DVD　MUSIC　MAGAZINE」と連動企画開催中!! (C)辻本