Quartet RecordsはNHKエンタープライズと共同で、日本人作曲家、渡辺俊幸が2004年に制作した『NHKスペシャル ローマ帝国』の印象的なシンフォニック・スコアを待望の再発売。
NHKが制作した『NHKスペシャル ローマ帝国』は3つのエピソードから成り、古典古代ローマ文明第3期の誕生、興隆、衰退を描いている。ティムガド(アルジェリア)の遺跡から始まり、ポンペイのような都市を訪れ、ハドリアヌス帝の指揮の下、どうしようもない衰退と破壊を始めたローマ帝国の古代ブリテンで終わる、魅惑的な多文化の旅の記録である。
さまざまな人種、言語、宗教が混在するこの国が、同じ権力によって支配されながら、都市インフラ、政治、文化など多くの改善によって繁栄していたことを音楽的に示すために、渡辺俊幸は繊細で力強く、非常にメロディアスなスコアを提供している。ボスニア出身の歌手Jadranka Stojakovicとスペイン出身のギタリスト古川昌義(世界最高の演奏家の一人)によるオープニング・テーマ「遥かなるローマ」は圧巻だ。地中海的な雰囲気を持つこの2人の要素が、日本の巨匠のアレンジの妙技と相まって、私たちを旅の世界へとどっぷりと浸らせてくれる。
このオリジナル・アルバムは2004年に日本でのみ限定発売された。そのインパクトの強さから、20年もの間、最も要求の厳しいコレクターの聖杯となった。この新しいエディションは、オリジナル・アルバムのステレオ・マスターテープからChris Maloneがリマスタリングしたもの。パッケージには、作曲家自身による序文と曲ごとの解説、Juan Ramon Hernandez Almagroによるエッセイ、マエストロ渡辺俊幸の独占インタビューが収録されている。
発売・販売元 提供資料(2024/07/25)
『ローマ帝国』NHKスペシャル・サウンドトラック
音楽 渡辺俊幸
まさしく、世界史に残る一大帝国「ローマ帝国」
についてのドキュメンタリーのサウンドトラックは、
巨匠、渡辺俊幸が担当。壮大で美しい正統派
なオーケストラ音楽の一大絵巻。ユーゴ出身の
女性シンガー、ヤドランカのヴォカリーズと古川昌義
のクラシック・ギターをフィーチャーし、ハリウッドの
スペクタクル音楽を髣髴とさせるスケールで聴かせます。
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/12/21)