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日本が勝つための経済安全保障 - エコノミック・インテリジェンス - エコノミック・インテリジェンス

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フォーマット 書籍
発売日 2024年08月27日
国内/輸入 国内
出版社ワニブックス
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784847074820
ページ数 304
判型 46

構成数 : 1枚

はじめに

■経済活動が「疑似戦争化」する時代
■国益を守りつつ、経済成長できることを証明する戦略


■導入編
■なぜ正しい中国分析ができないのか
■居酒屋トークレベルの対中解像度では国を誤る
■政策と現場の乖離でせっかくの方針が水泡に
■正しい対処は、正しい現状認識からしか生まれない

第一部 基礎編

■中国の成長が「政冷経熱」の時代を終わらせた
■なぜ今、経済安全保障なのか
■米中関係を決定づけたペンス演説
■アメリカの国内法で日本企業が影響を受ける理由
■「経済的手段で相手に政治的意思を強要する」
■頻発する「経済・貿易の武器化」事例
レアアース対日禁輸措置 サプライチェーン+エコノミック・ステイトクラフト
東芝ココム違反 不正輸出
ヤマハ発動機無人ヘリ 不正輸出
JAXAへのサイバー攻撃 サイバーセキュリティ
三菱重工サイバー攻撃事件 サイバーセキュリティ
積水化学企業秘密漏洩事件 ヒューミント
LINEデータ保管問題 データ管理
■経済安全保障は本当に機能するのか

第二部 実践編・経済安保を機能させる実践的なフレームワークの提案

■経済安全保障を本当に有効に機能させるための7つの概念
■《6つの重要概念》
★1サプライチェーンの強靭化
■TSMC工場誘致は本当に日本の国力につながるか
★2制度・標準化の競争優位
■EV、農業、エコ……制度標準化で産業競争力が高まる
★3データと知財の攻性防壁
■「パクリ国家」から「知財強国へ」対中認識のアップデートを
★4否定の力
★5国際的社会課題の支配
■人権VS反外国制裁、一つの問題が大きなリスクに
★6産業統制化への合意形成
■見習わなければならない中国の「党軍産学民」一体システム
★●一つの誤解……ブロック経済への郷愁

■「ビッグデータ取引所」構想が日本を活かす道
■中国にはできない、日本だからできる信頼あるデータ取引所
■「データ安全保障」に感度が低い日本
■「中国のデータを日本が販売する」ことで得る「勝ち筋」
■政経を分離しない「情報安全庁」構想
■日本には乏しい「インテリジェンスの官民連携」
■「政府の個人情報の収集は悪」では国民を守れない
■軍事忌避の風潮が遠ざけてきた産学と安全保障


第三部 米中分析編

■中国は経済安保の動きをどう見ているか
■中国が「軍民融合」を推進しなければならなかった理由
■「中国製造2025」「中国標準2035」とは何だったのか
■アメリカを凌駕するためのツールだった「一帯一路」構想
■「どうせ中国は失敗するだろう」で足元を掬われる
■「債務焦げ付き」も何のその、中国の政治的熱意を侮るな
■中国がにらむ「相対的国家安全感」の全世界的拡張とは
■「気に入らない国には経済的圧力をかける」可能性は高い
■各国は中国と同対峙しているのか?
★アメリカは「半導体規制」で中国の成長鈍化を狙う

■中国を抑えつつ自国を成長させる「至難の業」に挑む
★EUは米中と「是々非々」で付き合いながら自律性保持を目指す

■「EV産業保護」を盾に中国と熾烈なパイ争奪戦
★親中から反中へ、さらに展開するオーストラリア
★台湾は半導体を武器に「戦略的不可欠性」を実現する
★南南協力、インフラ投資……アフリカは中国から離れられない
■「グローバルサウス」より大事な「南南協力」
★米中対立に鋭く食い込む! インドが確立する三体問題
■米中印の「3G」世界で日本はどう生きるか


第四部 戦略考察編

■日本の超大国分析の解像度を上げて、自己像を正すためのインテリジェンス
■日本が思っているほど「親米」「反中」の国は多くない
■ロシアによるウクライナ侵攻で起きた中国の「棚ぼた」
■中国が作り出した「どちらに転んでもおいしい」戦略
■中国が想定している二つの国際秩序シナリオとは
■「最も被害を被ったのは日本だった」を避けるために
■対中リスクマネジメントは中国企業に学べ
■機を見るに敏な中国系企業の処世術
■中国政府を最も信用していない人たちに学べ
■中国の反撃戦略に備えよ
■中国が仕掛ける知財戦争への備えが足りない
■アメリカのまねでなく、日本の国情に合った対処が必要
■「日本の等身大の自画像」をとらえ直せ
■一見、滅茶苦茶でも中国が戦略的にことを進められる理由
■日本には「生存を脅かされるような圧倒的危機<...

  1. 1.[書籍]

「AbemaTV」、ラジオ『飯田浩司のOK! Cozy up!』、ネット番組、「チャンネルくらら」「ニッポンジャーナル」 「魚屋のおっチャンネル~パーラー異世界」でおなじみ

日本人初・北京大経営戦略博士号取得、現在インド大学研究フェローを務め
中印30億人を研究対象とする中川コージの最新分析!


中国との取引はやばいと思っている皆さん!
日本の勝ち筋を伝えます!
崩壊しない中国、インドは急成長。アメリカ頼みも通用しない、米中印G3時代を生き抜く大戦略


経済インテリジェンスが国民の命運を左右する


■居酒屋トークレベルの対中解像度では国を誤る
■軍事忌避の風潮が遠ざけてきた産学と安全保障
■中国にはできない、日本だからできる信頼あるデータ取引所
■中国が「軍民融合」を推進しなければならなかった理由
■中国政府を最も信用していない人たちに学べ
■「中国のデータを日本が販売する」ことで得る「勝ち筋」
■「インド」という変数を踏まえ、100年先を見据えたシミュレーションを

本書は、「最近話題の経済安全保障って何だ?」「中国との取引はヤバいんじゃないか」などと思われている方に向けて、論点を平易にまとめた本です。
ですが、そもそも経済安全保障という概念自体がこの数年盛り上がって議論されてきたものであって、歴史も浅いものですから、基本的な知識を集約している本書を眺めただけでも、経済面を含む中国の関係をどう構築していくべきなのかなど、経済安全保障の基本概念がつかめるのではないかと思います。
加えて、著者なりの「日本にはこうした点が欠けているから、あれこれカクカクシカジカこうしたほうが良いですね」「経済安全保障をイデオロギーや力学など無形資本の疑似戦争として捉え直してみると6つの概念が…」といった戦略的考察も盛り込んでいます。

作品の情報

メイン
著者: 中川コージ

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