新たなラインナップとなったBIG BIG TRAINのロンドン凱旋公演を3CDとBlu-rayに収めたライヴ作品『A Flare On The Lens』
1990年結成、イギリスを代表するプログレッシヴ・ロックバンドBIG BIG TRAIN(ビッグ・ビッグ・トレイン)。今年3月に15枚目のアルバム『The Likes Of Us』を発表したばかりだが、間髪入れずに新ラインナップによるライヴ作品が9月にリリースされる。バンドは、ヴォーカリストDavid Longdonを2021年に不慮の事故に失ったことで窮地に立たされた。しかし、元PFMでイタリア人のAlberto Bravinを後任に迎え、活動を継続することを決意する。2022年のイギリスとオランダでの公演で自信をつけたバンドは、翌年にかつてない規模の「The Journey Continues」と題したツアーを行うことを発表。9か国17公演を見事成功させた。バンドはこのツアーでセットリストを毎回のように変え、観客とバンドの両方にとって新鮮さを保ちつつ過去の楽曲を幅広く披露している。そして、2023年9月12日、13日、ロンドンにあるCadogan Hallでツアー最終公演が行われた。「East Coast Racer」「Hedgerow」「Folklore」「Judas Unrepentant」「Curator Of Butterflies」「Victorian Brickwork」などの人気曲に加えて、高い評価を得た新作『The Likes Of Us』から「Love Is The Light」「Oblivion」さらにアコースティック・メドレーを披露し、BIG BIG TRAINは史上最長となったEU/UKツアーを締めくくった。今作『A Flare On The Lens』は、その2夜にわたる凱旋公演のうち、2日目の全パフォーマンスをCD1~2に収録し、CD3には初日にだけ演奏された7曲が収録されている。
リリース前に映像が公開された「A Boy in Darkness」はバンドにとって特別な意味を持つ曲のようだ。Albertoは「この曲は、最も感情的で歌うことも、解釈するのも難しい曲のひとつだ。 曲の雰囲気がとても暗いところから、感動的で力強いフィナーレに向かっていく展開が素晴らしい」と語る。さらにGregoryも熱い想いを伝えている、「この曲は、バンドとリスナーを歴史的で音楽的な旅に連れ出してくれる。去年までライヴで演奏したことがなかったこの曲はDavid Longdonが居た頃の最も完成された曲のひとつであり、もっと注目されるべきだと思っていた。この曲を演奏しているときの観客の反応が、その気持ちをより強くしてくれたんだ」。バンドの帰還を祝福するオーディエンスの歓迎ぶりも見ものである。『A Flare On The Lens』は、新たなメンバーで旅路を続けていくというバンドの強い意志、決意を記録した作品となった。
Line-Up (for this live album):
・Claire Lindley - violin, vocals
・Nick D'Virgilio - drums, vocals, percussion, guitars. keyboards
・Alberto Bravin - lead vocals, guitar, keyboards
・Rikard Sjoblom - guitars, keyboards, backing vocals
・Gregory Spawton - bass guitar, backing vocals, guitars, keyboards
・Oskar Holldorff - keyboards, vocals
~With~
・Maria Barbieri - guitar ・The Big Big Train Brass Ensemble
発売・販売元 提供資料(2024/08/23)