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ものづくり上方"酒"ばなし 先駆・革新の系譜と大阪高等工業学校醸造科

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フォーマット 書籍
発売日 2012年10月01日
国内/輸入 国内
出版社大阪大学出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784872592184
ページ数 96
判型 A4

構成数 : 1枚

カラー図版(32ページ)

I 古代・中世の酒と人々 (松永和浩)
古代日本の酒と人々
中世日本の酒と人々
中世的「酒」から近世的「酒」へ
コラム 古代・中世の酒杯 (高橋照彦)
コラム 飲酒と戒律 (芳澤元)

II 江戸を席巻する「下り酒」 (久野洋・松永和浩)
「下り酒」の銘醸地・伊丹
池田酒の盛衰
灘の生一本
コラム 待兼山と『池田酒史』 (本井優太郎)

III 洋酒製造・普及の最前線 (久野洋・伊藤謙)
巨大ビール工場の出現—吹田村醸造所—
「ポートワイン」の普及—鳥井信治郎の販売戦略—
コラム 薬酒の世界 (伊藤謙)

IV ジャパニーズ・ウイスキーの先駆者 (松永和浩)
「舶来」・「偽物」の時代
最初の事業家・鳥井信治郎
最初の技術者・竹鶴政孝

V 大阪高工醸造科スピリッツ (松永和浩)
坪井仙太郎—大阪高工醸造科初代教授
西脇安吉—醸造科存続の危機を救う
岩井喜—郎—「竹鶴ノート」を受け取った、第1回卒業生
本坊蔵吉—焼酎ブームを牽引
河内源一郎—焼酎をハイカラにした男
北原覚雄—火落菌を解明
江田鎌治郎—速醸の発明者
田中公一—アル添酒に初成功
小暮保五郎—灘の丹波流生を 継承
森太郎—『灘の酒用語集』を編纂
花岡正庸—秋田吟醸酒の父
佐藤卯三郎—吟醸酒を研究・実践
小穴富司雄—最古の「きょうかい酵母」を分離
小玉確治—冷酒の先覚者・小玉健吉—酵母研究の権威
古川董—濃厚多酸酒と古酒を追求
長谷川勘三—醸造機械から伝統回帰へ

  1. 1.[書籍]

日本列島の酒の歴史において,上方は生産・技術に重要な役割を果たした.江戸時代の伊丹・池田・灘の酒の生産は経済の繁栄をもたらしただけでなく社会・文化にも広く影響を及ぼした.近代になって西洋のビール・ワイン・ウイスキーの技術開発は大阪高等工業学の醸造学科が先駆を担い,事業としては吹田(アサヒビール)山崎(サントリー)などで生産が開始され全国各地へ広がった.これらの変遷を楽しく紹介する.

作品の情報

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著者: 松永和浩

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