ウィルコ主催のフェスに合わせた 新作 EP『Hot Sun Cool Shroud』(アナログ盤)
マサチューセッツ州ノース・アダムズで6月28日から30日まで開催されたウィルコ主催のソリッド・サウンド・フェスティバルに合わせて、新作となるEP『Hot Sun Cool Shroud』を発売。2023年にリリースされ、高い評価を得たアルバム『カズン』の後、ジェフ・トゥイーディーはスタジオに戻り、そのセッションでレコーディングされたが未完成だった作品に再び取り組んだ。その数ヵ月後、トゥイーディーはエンジニアリング・ミキサーのトム・シックと再び仕事をし、『Hot Sun Cool Shroud』を完成させた。『カズン』で愛されたサウンドを拡大し、反響させた6曲。
「ソリッド・サウンドで何か新しいものをリリースするのは楽しいよ。日中の暑さのような、かなり暑い感じで始まり、少し煽動的なインストゥルメンタルがいくつか入っている。最後は涼しい風で終わる。"Hot Sun Cool Shroud"には、今までの曲よりもアグレッシブなトラックもある。愛について歌った曲もある。蝉の鳴き声も含めて、夏のすべてのピースが詰まっているよ」とトゥイーディーは語っている。
発売・販売元 提供資料(2024/07/19)
彼らの主催フェスに合わせてリリースされたEPで、最新アルバム『Cousin』のセッションで未完成だった曲を再録音した一枚。"Hot Sun"や"Livid"では演奏が情熱的な一方、"Ice Cream"と"Say You Love Me"はレイドバックしたムードで、まさにタイトルの如くホットとクールな感覚が同居している。18分弱という尺ながら、ウィルコらしさが詰まった好盤だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.494(2025年1月25日発行号)掲載)