イアン・パートン率いる英ブライトンのバンド、ザ・ゴー!チーム。マーキュリー・プライズにもノミネートされたデビュー・アルバム『サンダー、ライトニング、ストライク』の20周年アニヴァーサリー・エディション。 (C)RS
JMD(2024/07/19)
イアン・パートン率いる英ブライトンのバンド、ザ・ゴー!チーム。マーキュリー・プライズにもノミネートされたデビュー・アルバム『サンダー、ライトニング、ストライク』の20周年アニヴァーサリー・エディション。
The Go! Teamの『Thunder, Lightning, Strike』は、色彩とエネルギーの爆発であり、高校の運動会、都心の夏の日、若者の自由を思い起こさせる。2つのドラム、合唱のチャント、防空サイレンのようなギター、レコードをスクラッチする音、力強いメロディーなど、この6人組の最大主義的なサウンドは、2004年のリリースと同時に無視できないものとなった。Ian Partonの実家の地下室でレコーディングされたこのアルバムは、その巨大で野心的なスケールにもかかわらず、耳障りでDIY的な美学を保っている。CD2枚組となる20周年のアニヴァーサリー・エディションは、バンド・リーダーであるIan Partonのユニークな手法のドキュメントであるオリジナルのCD-Rヴァージョンを再現したものと共に、パッケージされている。このファイナル・リイシューは、2004年当時、未来へのノスタルジアを漂わせる時代遅れのサウンドを持ったこのアルバムが、20年経った今でも、登場時と同様に、ユニークでカテゴライズ不可能なサウンドを奏でていることを祝福するものだ。
発売・販売元 提供資料(2024/07/18)
ロックが好きで、でもデ・ラ・ソウルやジャングル・ブラザーズも凄く好き。そんな人にもってこいの作品がコレ。UKポップ・シーンをお騒がせ中のゴー!・チームによるデビュー作である。ソウル~パンク~モッズにオールド・スクール・ヒップホップまでをゴッタ煮にしたグルーヴィーなサウンドに、そこはかとなく漂うフラワー・ムード。ソニック・ユース meets アヴァランチーズ、まさにそんな感じ。かなりオモロイです。
bounce (C)則武 秀保
タワーレコード(2004年11月号掲載 (P78))