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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年12月13日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 運動と医学の出版社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784904862384 |
| ページ数 | 216 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
序章
第1章 腰痛医療の現状
第2章 腰痛を理解するための基礎医学
第3章 腰痛の空間的構造と機能的構造
第4章 運動器疼痛症候論に基づく腰痛診療
第5章 運動器疼痛症候論に基づく腰痛治療
第6章 運動器疼痛症候論に基づく理学療法
巻末資料
高橋弦先生(山王整形外科クリニック院長、日本運動器疼痛学会理事、整形外科医)と園部俊晴(コンディション・ラボ所長、理学療法士)が共著で、腰痛治療に関する書籍を出版しました。この本を読めば、腰痛の見方が一変するでしょう。
多くの療法士は、腰痛患者に対して誤った治療法を実践していることがあります。例えば、脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアと診断された患者に対し、単に腰を温めたり、体幹のトレーニングを行ったりするだけです。これは、腰痛の原因を正しく評価せずに治療を進める典型的な間違いです。その結果、患者の痛みが軽減せず、次のような悩みが生じます。
多くの腰部疾患患者を自信を持って治療したい。
腰痛は理学療法をしても、時間が経てば自然に軽減すると思っている。
患者の姿勢に応じたストレッチを行っても、改善しないことに悩んでいる。
患者の痛みの原因となる組織が特定できない。
一部の患者はすぐに痛みが軽減するが、他の患者はなかなか改善しない。
これらの悩みは、ほとんどの療法士が抱えている共通の問題です。問題の根本は、評価ができていないことにあります。腰痛を効果的に治療するためには、局所診断を行い、痛みの原因となる組織を特定することが重要です。単なる可動域や筋力の確認だけでは不十分であり、痛みの原因を多角的に評価し、その原因となる動作を解明する必要があります。
本書では、高橋先生が提唱する新しい診断方法「運動器疼痛症候論」を紹介しています。この概念は、整形外科的診断と疼痛症候学的診断に基づき、臨床徴候から痛みの原因を診断し治療する体系です。これにより、腰痛の原因を多角的に突き詰めることが可能になります。
園部先生もかつて腰痛治療に自信がなく、悩んでいました。しかし、「運動器疼痛症候論」を学ぶことで、腰痛に対するアプローチを多角的に捉え、自信を持って治療に臨むことができるようになりました。現在では、腰痛治療を最も得意とするようになっています。
この書籍を読むことで、腰痛の評価方法、痛みの原因部位の判断、治療の進め方、患者への説明方法などを学び、腰痛治療に対する自信を深めることができます。腰痛患者に対する適切な評価と治療を行うために、ぜひ本書を手に取ってください。運動器疼痛症候論に基づく多角的な概念と機能解剖学の知識を身に着けることで、腰痛だけでなく、すべての医療分野で役立つ考え方が学べるでしょう。この書籍は、腰痛治療の新しい視点を提供し、患者の痛みの原因を追求する思いを深める一助となります。

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