英国が生んだ稀代のヒット・メイカー、フィル・コリンズ。彼が1993年に発表したソロ名義としては通算5作目のアルバムであり、文字通りフィル・コリンズ一人で作り上げた究極の"ソロ"・アルバム『BOTH SIDES』が、リリース30周年を記念した5枚組アナログ盤スペシャル・エディション『BOTH SIDES (ALL THE SIDES)』となって登場!
ハーフ・スピード・マスタリングによってカッティングされたオリジナル・アルバムに加え、数々のレア楽曲を追加収録!
全世界で1億5千万枚の累計セールスを記録する、イギリスが生んだ稀代のヒット・メイカー、フィル・コリンズ。1970年にジェネシスに参加して以降、76年に活動をスタートさせたインストゥルメンタル・グループ、ブランドXや、81年からのソロ活動に加え、プロデューサーとしてもその手腕を発揮し、数々のアーティストとの共演を果たす、「世界で最も忙しい男」としても知られる彼は、その類まれなるメロディ・センスと音楽性で、英国を代表するアーティストとして圧倒的な存在感を放っている。グラミー賞はもちろんのこと、彼が手掛けた映画音楽でもアカデミー賞やゴールデン・グローヴ賞も受賞する、まさに音楽史における偉大なる「レジェンド」の一人だ。
彼が1993年に発表した通算5作目となるソロ・アルバム『BOTH SIDES』が、オリジナル・アルバム収録曲をハーフ・スピード・マスタリングでカッティングした2枚のアナログ盤に加え、当時リリースされていたシングル曲やレア音源などを3枚のアナログ盤に収録した、リリース30周年記念5枚組アナログ盤スペシャル・エディション、その名も『BOTH SIDES (ALL THE SIDES)』となってここに登場することとなった!
このスペシャル・エディションには、Abby Road Studiosのマイルス・ショウウェルによるハーフ・スピード・マスタリング・カッティングによって音質を追求したオリジナル・アルバム収録曲に加え、アルバムのレコーディング・セッション時の初期デモ音源や、「Both Sides of the Story」や「Everyday」、「We Wait and We Wonder」といった今作からのシングルに収録されていたレア楽曲、[Can't Turn Back the Years」や「Doesn't Anybody Stay Together Anymore」といった楽曲のライヴ音源や「Both Sides of the Story」のMTVアンプラグド出演時のパフォーマンス音源といった当時の貴重なライヴ音源などが収録されている。この5枚組アナログ盤はスリップケース仕様となっており、ジャーナリスト、マイケル・ハン
「自身のキャリアにおいて最もパーソナルなアルバム」だとフィル・コリンズ本人がコメントするこの1993年発表のアルバム『BOTH SIDES』は、フィル・コリンズにとって通算5枚目のソロ・アルバムであり、作詞作曲、パフォーマンス、プロデュース、全てフィル・コリンズが手掛け、彼の自宅スタジオで約6週間をかけて制作された、まさにたった一人ですべてを作り上げた究極の"ソロ"アルバムだ。2016年のThe Guardian紙でのインタビューで、フィル・コリンズは今作に関してこうコメントしている。
「ソングライティングやクリエイティヴな側面から見ても、このアルバムは私のお気に入りのアルバムだ。曲が私自身から流れるように生まれてきて…、あの感覚は、作家として誰もが夢に見る、素晴らしい経験だったよ」
発売・販売元 提供資料(2024/07/12)
Like Face Value before it, Both Sides could be characterized as a "divorce album," but marriage wasn't the only thing Phil Collins was leaving behind in 1993. He was two years removed from We Can't Dance, the 1991 album that turned out to be his last with Genesis, so at a personal and professional crossroads, Collins holed up in his home studio to write and record the songs that became Both Sides. Apart from the relatively chipper "We're Sons of Our Fathers" and "We Wait and We Wonder," a percolating number that feels like a retort to Peter Gabriel's Us, Both Sides is moody without being menacing; it never slides into the stark, skeletal territory that gave "In the Air Tonight" a sense of unease. Rather, Collins turns inward, reveling in a hushed melancholy that conveys heartbreak and loss while skirting the edge of desperation. Song titles tell the tale: there are "Both Sides of the Story," but you "Can't Turn Back the Years," and "Can't Find My Way" and you wind up as "Survivors." By abandoning his thirst for big pop hooks and swapping introspection for art rock, he winds up with an album that is quietly compelling: it lacks the big hits but it feels complete as an album. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi