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コード・グレー 救命救急医がみた医療の限界と不確実性

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フォーマット 書籍
発売日 2024年08月20日
国内/輸入 国内
出版社みすず書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784622097228
ページ数 248
判型 46

構成数 : 1枚

まえがき
プロローグ 新型コロナウイルス

第1部
第1章 死を告げるもの
第2章 医学の学位と子犬の対決
第3章 命を救う行為の猛烈な勢い
第4章 オーケストラとひとりの観客
第5章 必死に手がかりを探して
第6章 生きる基準を再設定する
第7章 銃で撃たれた傷、フォークを飲み込む人、そして真実
第8章 「緊急治療室で扱うことはすべて緊急事態ではないのか?」
第9章 基本原則が揺らぐこともある
第10章 明らかに枠を外れた章

第2部
第11章 がんだった咳
第12章 ついに序章が始まった
第13章 お役所的な要求の不条理
第14章 死因――不明
第15章 知識は力か、無知こそ幸いか
第16章 死亡した患者に許可を求める方法について
第17章 「救急室で目にしたいちばんありえないことは?」
第18章 宝くじ

エピローグ
謝辞
監修者あとがき
原注

  1. 1.[書籍]

「わたしは、たとえコード・ブルーやコード・ブラックに注目が集まりがちでも、結局のところ日々経験しているコード・グレー、つまり世界そのものに対して何を感じ、何を信じるかが試される微妙な瞬間こそが、救急室で、さらにはその外で遭遇する最も重要なドラマであることを学んだ」
新型コロナウイルス禍、各国で救命救急室(ER)の逼迫がクローズアップされた。だが、コロナ禍以前からERの現場はとっくに危機を迎え、多くの医療従事者を失っていたのだ。ウイルスによってでなく、燃え尽き症候群や自殺によって――。
花嫁衣裳のまま救急室に運び込まれ、処置のためにドレスを切り裂かれる女性。アルコール依存症のため毎日救急室と路上生活を行き来する男性。そして、ERでは治療することができず、見送ることしかできない患者たち……。ERの現場には、日々とてつもなく心を揺さぶられるシーンが訪れる。
つねに死と向き合い、自身の善悪の概念を試され、複雑で予測不可能なERの現場。ニューヨークのERに勤める若き救急医が、率直な想いを巧みな構成で描くノンフィクション。

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