元ゴート・ガールのネイマ・ボック(ネイマ・ジェリー)の新作が完成。高い評価を博した前作から2年、自らの力を中心に制作されたセカンド・アルバム『ビロウ・ア・マッシヴ・ダーク・ランド』、サブ・ポップよりリリース。 (C)RS
JMD(2024/07/10)
元ゴート・ガールのネイマ・ボック(ネイマ・ジェリー)の新作が完成。高い評価を博した前作から2年、自らの力を中心に制作されたセカンド・アルバム『ビロウ・ア・マッシヴ・ダーク・ランド』、サブ・ポップよりリリース。
イギリスのシンガーソングライター、Naima Bockのセカンド・アルバム『Below A Massive Dark Land』は、大勢のミュージシャンを起用した力強く目的意識の高いアレンジで構成され、包み込むような空間と暖かい光に満ちているが、その曲作りのほとんどは孤独な作業だった。また、間違いなく共同体験であった2022年のデビュー作『Giant Palm』のリリース以来、Naimaのパフォーマンスを見たことのある人にとって、これは驚きの事実であろう。しかし、孤独の中にも力がある。『Giant Palm』はコラボレーターであるJoel Burtonとともにアレンジされたが、真に自分らしいものを求めて一人でこの作品に取り組んだことで、Naimaは自分には自らが知る以上の能力があることに気づいた。『Below A Massive Dark Land』は、Jack Osborne(Bingo Fury)とJoe Jonesが主にプロデュースを担当し、ロンドン北部のThe Cryptでレコーディングを実施。追加のプロダクションとアレンジメントはOliver Hamilton(caroline、Shovel Dance Collective)とNaima自身がおこなった。また、収録された6曲のミックスはJason Agelがおこない、残りはOsborne Jonesが手がけた。また、アルバムのマスタリングはKevin Tuffyが担当した。
発売・販売元 提供資料(2024/07/09)
グラストンベリー出身でブラジルにもルーツを持つ元ゴート・ガールのベーシスト。ダン・キャリーがレコーディングを手掛け、各方面で評価の高かったデビュー作以来となるこのニュー・アルバムはアシッド・フォーク+ブラジル音楽の雰囲気を残しつつ、よりアコースティック楽器の演奏を中心としたシンプルなフォーク作に仕上がった。艶の増した彼女のヴォーカルも最高だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.491(2024年10月25日発行号)掲載)