後にMOTHER GONGの'78年デビュー作『FAIRY TALE』制作にも参加するEduadrdo Alvarez Niebla(g)、スペイン国内の音楽シーンでプロデューサー/コンポーザーとして多岐にわたる活躍を見せてきたFrancisco "Paco" Ortega(key)、そして長きにわたってバンドの屋台骨となったJoan Punyet(drs)の3名によって'73年に結成、70年代半ばには、粗削りながらも勢いを感じさせるアート・ロック~オルガン・ハード~シンフォニック・ロック志向の、プログレマニアからも高い人気を誇るアルバムを3作品発表するも80年代には自然消滅、'99年には一時的に再結成されるも再び活動の記録が途絶えていたスペイン産プログレバンド:ATILA。そんなATILAが、再びJoanと後期ATILAのキーボーディストとして活躍したBenet Nogueを中心とするプロジェクトバンドとして復活し、'77年作『REVIURE』以来実に47年振りとなる新作アルバム『ENCARNACIO』をスペインのプログレ系レーベル5 Lunas Produccionesより'24年リリース!!
解散直前の80年代にライブにて演奏されていたという"Encarnacio"Estranya Magia"の他、Joanが本作の為に書き下ろした"Dansa Del Datil Daurat"Retorn"、そしてBenet作曲による"Volada"の計5曲を収録。GUADALQUIVIRのAndres Olaegui、OMNIのMichael Starry、STORMのJose Ramon Torresら同じくスペインのプログレシーンにて活躍中のレーベルメイトに協力を仰ぎながら完成させた、前記の通りJoanによるプロジェクト的なアルバムながらも、その完成度とユニークさは70年代の名盤群にも勝るとも劣らないものとなっております。熱唱のボーカル、クラシカルな響きのキーボード/オルガンが創り上げるラビリンス、そして時には暴虐的ですらある危うさを潜ませたバンドサウンドがそれぞれ所狭しと動き回る、イタリアン・ロックの独自進化系ともいえるATILA節のハード・シンフォニック・ロックを現代のサウンドへとアップデートさせた、まさに復活を告げるに相応しい大傑作!
発売・販売元 提供資料(2024/07/24)