書籍
書籍

もりおか紺屋町番屋ものがたり

0.0

販売価格

¥
2,200
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2024年07月01日
国内/輸入 国内
出版社ジーベック
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784902241013
ページ数 190
判型 A5

構成数 : 1枚

はじめに
第一章 紺屋町の歴史
町名の由来
城下の形成と交通の要衝
商いのまちとして発展
金融のまちへ
近代産業の集積
とっこべ山と斗米稲荷神社
第二章 よ組と紺屋町番屋の歴史
藩政時代の火消
明治維新以降の消防組体制
戦後の自治体消防
南部火消の伝統
よ組(盛岡消防組第四部、盛岡市消防団第五分団)の歴史
最新の消防設備に先鞭
地域の伝統行事の担い手
紺屋町番屋の成り立ち
第三章 紺屋町番屋の保存に向けた活動
名義変更に向けた交渉と裁判
難航した保存活動を支えたまちづくりの伝統
盛岡市への寄付と利活用に向けた検討
市議会での議論
公募型プロポーザルの実施
第四章 耐震改修工事における苦労と工夫
街角オアシスをめざして
歴史的建造物調査の実施
建物調査と耐震診断の実施
市の耐震・改修工事
大正時代の趣を生かす内装工事
紺屋町番屋に再び火が灯る
第五章 紺屋町にまつわる文士の記憶
石川啄木
宮沢賢治
立原道造
高橋克彦
むすびに
年表・参考文献

  1. 1.[書籍]

大正2年(1913)に建てられた盛岡市景観重要建造物の紺屋町番屋。江戸時代の町火消「よ組」の流れをくむ盛岡市消防団第五分団が平成17年(2005)まで消防屯所として使用してきたまちのシンボルである。消防機能が新たに整備された紺屋町コミュニティ消防センターに移転後、地元では保存活動が沸き起こる。
リニューアルオープンの開所式を迎えた令和4年(2022)3月21日、紺屋町番屋には建物の所有者である盛岡市、番屋の旧所有者で長年消防屯所として使用してきた盛岡市消防団第五分団、番屋の保存・活用に尽力した紺屋町町内会の関係者が多数詰めかけた。とりわけ保存・活用に奔走した町内会や消防団の方々からは、口々に喜びと感謝の言葉をかけられ、紺屋町番屋に対する地元の思い入れの深さを知った。そればかりではない。紺屋町番屋の近隣の店々には、番屋の版画やポスター、イラストなどが掲示されていて、店の場所を尋ねる問い合わせがあると「紺屋町番屋のそばです」と説明しているという。まさに、紺屋町の人々にとって番屋がまちのシンボルとして定着していることを実感したのである。
しかし、いくら調べても関係者に聞いても、紺屋町番屋の成り立ちや役割、保存活動の経過などを記録した資料は見当たらない。いま記録を残さなければ、紺屋町番屋の景観は残るものの、保存活動の苦難は時間の経過とともに人々の遠い記憶の中に埋もれてしまうのではないか。その衝動が本書を制作する原動力となった。
歴史を紐解きはじめると、紺屋町番屋を保存しようという活動の背景には、番屋がまちの歴史やそこで暮らす人々の営みと密接な関係があること、また、藩政時代から続く町火消の歴史や伝統、地域の伝統行事や祭りとの緊密なかかわりがあることなどがわかってきた。
さらに、原稿の執筆を始めた令和5年(2023)1月、盛岡はニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれた。その理由は、川や山々の自然が街中の景色に美しく溶け込み、大正時代に建てられた西洋と東洋の建築美が融合した建造物や、歴史を感じさせる旅館、蛇行して流れる川などの素材にあふれる、街歩きにとても適している街ということ。本書で紹介している紺屋町かいわいは、藩政時代後期から明治・大正、昭和初期に建てられた建物が点在し、そばを流れる中津川はアユやサケがみられる清流で、河原と護岸の上には散策路が続く、まさに盛岡の美しさを体感できるスポット。紺屋町番屋もその代表的な建物の一つである。
本書からは、紺屋町番屋の保存・活用という活動を通して、世界に賞賛された盛岡の街づくりの原点を垣間見ていただけるのではないか。

作品の情報

メイン
著者: 岩渕公二

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。