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歌舞伎で日本文化論 伝統的思考法「見立て」「やつし」「もどき」

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フォーマット 書籍
発売日 2024年08月19日
国内/輸入 国内
出版社雄山閣
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784639029922
ページ数 200
判型 46

構成数 : 1枚

第1章 転換して現実化
1 「見立て」
⑴女形の身体/⑵女形の役柄
2 「やつし」
⑴助六/⑵平維盛/⑶狐忠信
3 「もどき」―作者の方法
⑴『仮名手本忠臣蔵』~「太平記の世界」/⑵『一谷嫩軍記』~「平家物語の世界」/⑶『妹背山婦女庭訓』~「大職冠の世界」
4 「もどき」―役者の方法
⑴『仮名手本忠臣蔵』「五段目」/⑵『夏祭浪花鑑』「長町裏」⑶『菅原伝授手習鑑』「車引」

第2章 二重の構造を読み解く 1 「見立て」~降臨した神の本質を人間界で表現する
⑴女神の身体化/⑵舞台上に出現した女神の本性
2 「やつし」~人間界において神の本質を身分差として表現する
⑴神が人間にやつしたという記憶/⑵意外性の落差がねらい
3 「もどき」~人間界において神の本質を滑稽化、平易化する
⑴脚本の原型は神祭りの進行予定表/⑵世界をおもしろく俗化する⑶役者がもどく似て非なる世界/⑷似て非なる義太夫狂言
4 「型」は神

第3章 型と創造の日本文化
1 現代にもみられる伝統的思考法
⑴スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』/⑵野田版歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』/⑶三谷文楽『其礼成心中』
2 伝統は創造の源
⑴映画・黒澤明/⑵絵画・上村松園/⑶小説・森鷗外

  1. 1.[書籍]

型から創造する日本文化
江戸時代初期に誕生した歌舞伎が庶民の娯楽として大衆文化の中心を担ったのは、歌舞伎の表現が常に最先端であったためであり、その創作の発想法「見立て」「やつし」「もどき」にこそ日本文化に伝わる秘密があった。

本当の日本が世界に伝わっていない。
日本文化の本質を積極的に海外に発信していかないと、いつまでたっても日本は理解されないままである。 (「あとがき」より)

作品の情報

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著者: 田口章子

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