元The MaccabeesのWill、HugoとFelixのWhite3兄弟と、SterephonicsやNoisettesで活躍してきたJamie Morrisonらによる新たなプロジェクト、86TVs。
4声のヴォーカルとギターが創り出す、心躍るUKインディー・ロック・サウンド!スティーヴン・ストリートの共同プロデュースによるデビュー・アルバムが遂にリリース!!
再び自分たちの居るべき場所を見出した彼らが奏でる新たなバンドの新たな物語が今始まる!!
アナログも同時発売!!
元The MaccabeesのWill、HugoとFelixのWhite3兄弟と、SterephonicsやNoisettesで活躍してきたJamie Morrisonらによる新たなプロジェクト、86TVs。昨年デビューEP『You Don't Have To Be Yourself Right Now』を発表し、UKツアーなどを行い話題を集めていた彼らが、遂にフル・アルバムをリリースする。
2016年、The Maccabeesとしての最後のショウをロンドンのアレクサンドラ・パレスで行った後、White3兄弟はサウス・ロンドンにある自分たちのスタジオで定期的に集まるようになっていた。そしてある日、Jamie Morrisonが3兄弟が弄っていたインストゥルメンタル曲に参加したのをきっかけにして、新たなプロジェクトが産声を上げたのだった。
「Jamieが参加するまで、何かが始まるという感じはしてなかったんだ」そう振り返るのはWillだ。
「僕たちは曲さえも作っていなかった、ただのインストゥルメンタル音楽で、サウンドトラックか何かに使えたらいいかな程度のアイディアしかなった。Jamieがやってきた途端、形になり始めた。それで突然思いついたんだ:だったら曲を作ってみたらどうだろう?ってね」
そうして彼らは、バンド生活のプレッシャーに追われることなく、過去数数年忘れかけていたクリエイティヴな自由と音楽制作の楽しさ再び謳歌しながら曲作りをマイペースで始めたのだった。ひっそりと曲作りとリハーサルの日々を重ねていき、その中で誰がこの曲を歌うんだという話にもなり、結果、3兄弟でリード・ヴォーカルを代わる代わる歌いながら、4人全員のハーモニーを前面に出すという新たなスタイルまでも生み出すことになった彼らは、やがてアルバムを作るだけの楽曲を完成させていくのであった。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2024/06/28)
そして2024年――Stephen Streetを共同プロデューサーに迎え、彼らは書き溜めていた20曲をレコーディングしたのだった。The SmithsやBlurまでUKロックの名盤を数多くプロデュースしているStephenだが、The Maccabees2007年のデビュー・アルバムのプロデュースを手掛けているのも彼だ。
「僕たち全員、Stephenとは長い間仕事をしてきた歴史があるから」Felixはそう説明し、さらに続ける。「ずっと前に彼が僕たちのファースト・アルバムをプロデュースしたから、今再び俺たちのファースト・アルバムを手掛けるのは何か当然のことのように感じたんだ」
5年近くもの間、彼らが温めてきた楽曲が収録されている『86TVs』は喜びや安心感、バンドメンバー間のオープンな関係性が伝わってくる1枚だ。アルバム全体を通して聴こえてくるのは4人のヴォーカル・ハーモニーに、時にハイテンポに、また時にメロウに奏でられるギターとドラムスとキーボードの音楽的やり取りだ。ニューウェイヴ風のギターからポジティヴでパワフルなコーラスへ繋がる「Tambourine」や、ノスタルジックなメロウさが漂う「Higher Love」、さらに4声のハーモニーとギターが創り出すブリット・ロック・アンセムの「Spinning World」まで、本作には再び自分たちの"いるべき場所"を見いだせた4人の喜びとエキサイトメントが溢れている。
The MaccabeesやStereophonicsのメンバーたちが奏でる、新たなバンド86TVsの新たな物語が今始まる!(2/2)
発売・販売元 提供資料(2024/06/28)
元マッカビーズのホワイト3兄弟とステレオフォニックスのドラマーであるジェイミー・モリソンによる新バンドのファースト・アルバム。同じ英国のバンドでも少しタイプの違うグループによる組み合わせなのが非常に興味深いが、完成した音はキャッチーなメロディーとハーモニーを中心とする正統派UKギター・ロックな内容。どことなくブリット・ポップ期のロンドンの風景が思い浮かぶような雰囲気は、彼らの英国人としての誇りや情熱で満たされている。共同プロデューサーのスティーヴン・ストリートによる歌と演奏が際立つバランスの取れたサウンド・プロダクションも見事だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.489(2024年8月25日発行号)掲載)