| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年08月09日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 有志舎 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784908672767 |
| ページ数 | 430 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
序 章 朝鮮植民地戦争とは何か
第一章 朝鮮王朝時代における民衆反乱の鎮圧と刑罰―「賊徒」と「良民」をめぐって
第二章 朝鮮植民地戦争の時代
第三章 蓄積された植民地戦争経験1―その理論と手法
第四章 蓄積された植民地戦争経験2―日本軍隊の植民地戦争経験
第五章 義兵と朝鮮社会
第六章 「不穏」から「騒擾」への予兆―武断政治期後半における兵站保護と朝鮮民衆
第七章 関東大震災時の朝鮮人虐殺―発揮された植民地戦争経験
終 章 終わらない朝鮮植民地戦争
朝鮮の人びとは甲午農民戦争以降、50年以上にわたって日本の侵略と植民地戦争にさらされ続けた。それは彼我の力が圧倒的に違う「非対称戦争」であるがゆえに凄惨なジェノサイドを伴い、その延長線上に関東大震災時の朝鮮人虐殺は起こったのである。平時のない植民地戦争のなかで虐殺体験や朝鮮民衆への憎悪・恐怖を内面化した日本軍人・兵士たちと、その暴力にさらされながらも抵抗し続けた朝鮮民衆の姿を通して、植民地近代論のように、抵抗の領域を歴史の表舞台から周辺化しようとする傾向を批判し、日本近代史に圧倒的に不在だった植民地戦争の実態を描き出す。

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