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老薔薇園

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フォーマット 書籍
発売日 2015年11月05日
国内/輸入 国内
出版社八木書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784904596098
ページ数 415
判型 46

構成数 : 1枚

●序詩
おっとせい

●詩・散文選I


誘惑
二十五歳
アルコール
大腐爛頌
草刈り
水の流浪
土管と季節
秋の女

散歩
小篇
小姐

●『老薔薇園』(全)
廃園
煙突
晩秋
春宵
雪どけ

都会

道路工事
武装
うれひの花
冬の雨
漆器と和紙
風流

日章旗
竹林の隠士たち
赤寺
悲しき電気
浦島
印度記

玳瑁
老薔薇園


エルヴェルフェルトの首

●詩・散文選II

どぶ

落下傘
屍の唄
寂しさの歌
子供の徴兵検査の日に
富士
戦争
三点
〔「南方詩集」序詩〕
ニッパ椰子の唄
洗面器
孑孑の唄


冥府吟

序(『人間の悲劇』)
女の顔の横っちょに書いてある詩
もう一篇の詩
さらにもう一篇の詩
〔ぱんぱんが大きな欠伸をする〕
くらげの唄
失明
お前を待つてゐるもの
花火

非情

無題
森の若葉 序詩
若葉よ来年は海へゆかう
おばあちゃん
愛情1
愛情13
愛情26
そろそろ近いおれの死に

●解説/七北数人

  1. 1.[書籍]

【2025年5月現在、新本が定価(2,800円+税)で購入可能】

「園は廃れた。踏み入る小径もなくなつた。」(「廃園」より)
異色の散文詩集『老薔薇園』を中心に、反骨の詩人・金子光晴の詩業を一望する。

無一文で中国、東南アジア、ヨーロッパを放浪し、冷徹な目で日本を見つめ続けた金子光晴。代表作ともいえる詩「鮫」を発表後、軍国主義など日本の社会体制を批判する抵抗詩を書き継いだが、それらはお仕着せの思想信条などではなく、家族や近しい仲間を思う、ひりひりするような皮膚感覚から紡ぎ出されたものだった。
初期のきらびやかな耽美詩から、人間への愛情と絶望がない交ぜになった晩年の作品まで、生涯天邪鬼を通した金子光晴の詩業を一望する80篇を収録。

※七北数人氏を監修者に迎えた「シリーズ 日本語の醍醐味」は、"ハードカバーでゆったり、じっくり味わって読みたい日本文学"をコンセプトに、手に汗握るストーリーではなく、密度の濃い文章、描写力で読ませる作品、言葉自体の力を感じさせる作品を集成してゆきます。

作品の情報

メイン
著者: 金子光晴
監修: 七北数人

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