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構成数 : 1
プロローグ 古典と戦乱・抗争をめぐる序章
はじめに―文学と戦争の親和性―
一、前近代文明圏の古典と日本の古典・和歌
二、日本古典における「文学」の重み
第一部 和歌の世界
第一章(総論1) 勅撰集の展開と和歌
序論 戦乱・政治変革と古典・和歌の相互補完的循環構造
はじめに―シュンペーターから―
一節 『古今集』・三代集
一、『古今集』編纂の意味するもの
二、三代集の虚実
二節 『後拾遺集』〜『千載集』―勅撰集という〈伝統〉の形成―
一、「和歌は我国の風俗なり」という共同観念の形成
二、『後拾遺集』の撰集方針と構成
三、金葉集』と『詞花集』
四、『千載集』―勅撰集の制度的完成―
三節 『新古今集』〜『新続古今集』―『新古今集』以降の勅撰集の撰集―内乱・抗争・正統性―
はじめに
一、『新古今集』と戦乱・幕府
二、『新勅撰集』から『風雅集』
三、武家執奏の四代集
各論1 戦乱と撰集─両者の相補的関係をめぐって─
はじめに
一、『千載集』の撰集と戦乱―保元平治の乱・治承寿永の乱・平家滅亡の硲で―
二、後鳥羽院と『新古今集』―束の間の安定期が生んだ奇跡―
三、承久の乱と『新勅撰集』―戦乱と撰集の相補的関係の一時的終焉―
おわりに
四節 応仁の乱前後における和歌の隆盛
一、『永享百首』の詠進
二、甘露寺親長の月次和歌会と公武歌合
おわりに―和歌的公共圏の完成者としての足利義尚―
各論2 実朝の題詠歌─結題(=四字題)歌を中心に─
はじめに―「月前擣衣」から―
一、実朝の四字題
二、実朝創案の四字題和歌
おわりに―実朝を中世歌人と捉えるために―
各論3 足利将軍家における政事と文事─武家執奏・和歌・打聞─
一、武家執奏の勅撰集へ
二、義持の廃絶と義教の復活
三、足利義尚の新たな戦略
各論4 古典和歌の世界と《十二か月風詠》
一、問題の所在―「砧」をめぐって―
二、和歌による閨怨詩あるいは叙景歌 砧系和歌をめぐって
三、月次屛風歌をめぐって
おわりに
各論5 僧侶の恋歌─野僧と顕密僧をめぐって─
はじめに
一、僧侶と恋歌―勅撰集における比率と歌人の系譜―
二、勅撰集の恋歌における西行と慈円という対構造
三、おわりにかえて―その後の西行と慈円―
第二部 古典学の世界
第二章(総論2) 顕と密―注釈における前提的思考をめぐって―
はじめに
一、諸注集成における「顕」と「密」
二、「密」が顕現する場―「雑歌」と顕密―
おわりに
第三章(総論3) 古典的公共圏の成立―本文・注釈・古典の成立―
はじめに
一、古典的公共圏なるもの
二、古典的公共圏の成立
第四章(総論4) 古典学の展開1 鎌倉期〜南北朝期
はじめに―鎌倉期から南北朝へ―
一、モンゴル襲来前(=後嵯峨院期)の古典学
二、ポスト・モンゴル危機の古典学
三、南北朝期の古典学
各論6 放り出された「古事」─『古事談』と古典的公共圏─
一、『古事談』の居場所―「物語」と「雑」―
二、「古事」と「故事」の間
三、理念と現実の静かな野合―「古事」と「公」秩序
各論7 中世人は「橋姫」をどのように読んだのか
はじめに
一、古典形成期における「橋姫」注釈
二、河内源氏家の注釈をめぐって―素寂の西円批判―
三、今川範政の読み
四、兼良の狙いと限界
おわりに
各論8 古典的公共圏の〈春〉─西円の源氏注釈をめぐって─
はじめに
一、西円の歌力―勅撰集入集歌の分析を通して―
二、西円の注釈態度の基調―「桐壺」巻を通して―
三、西円の人となり―「木の枝」問答をめぐって―
おわりに
各論9 『弘安源氏論義』をめぐる史実と物語
はじめに
一、『弘安源氏論義』という書物―跋文の開示する世界―
二、『弘安源氏論義』の論義―一番問答から―
おわりに
各論10 『弘安源氏論義』をめぐる史料と説話
はじめに
一、「「なにがしの院といへる、いづれの所になずらへたるぞや」(三・夕顔)をめぐって
二、「朱雀院の御賀は准拠の例いづれぞや」(十二・紅葉賀)をめぐって
三、「六条院にをきて准拠の人おほし、致仕のおとゞだれの人になずらへたるや」(十六)をめぐって
おわりに
第五章(総論5) 古典学の展開2 室町期 応仁の乱前後の展開
一節 応仁の乱以前の古典学
はじめに
一、〈室町の平和〉の<...
そもそも古典なるものの意識はどう生まれたのか。
日々揺れ動きながら、過去・伝統を意識しつつ、伝統の枠組みの中で新たに古典学なり、和歌なりを生み出していくダイナミックな人々の行為を、政治変革や戦乱なかから描き出し、日本における古典知や、古典的素養のありかたを考える。
古典と戦争はどのような関係にあるか。「文学」の重みを考え抜き、そのありかたを歴史的展開の中で叙述する。
古典とは何か。国文学とは何か。根源から説き起こす。
【今後、古典が復興することはおそらくないだろうと思われるが、世界情勢の変容に伴う、新たな国学、ナショナリズムの覚醒による全体主義的な復興ではなく、自己のアイデンティティとは何かという真摯な疑問によって、加えて、現在を相対化するためのツールとして、古典が復興することを今は祈りたい。古典をもつ国・共同体に生まれた人間としては、古典から逃れることなどできないのである。ならば、堂々と古典の中に飛び込もうではないか。それが根無し草にならない唯一の方法であるからである。】……「エピローグ」より
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年07月31日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 文学通信 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784867660478 |
| ページ数 | 952 |
| 判型 | A5 |

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