2024年5月に発売され大好評となった、スタン・ゲッツの豪華な発掘スタジオ音源『Copenhagen Unissued Session 1977』のCD版が国内仕様盤にてリリース決定。今作は、最高のMPBシンガーソングライター、ミルトン・ナシメントの楽曲「Cancao do Sal」で幕を開ける。この曲はタイトルに相応しい、まさに挨拶代わりとなるナンバーである。ビリー・ハートの優しいシンバルとリムショットに、ジョアン・ブラッキーンの甘いフェンダーローズが乗っかる。そこにスタン・ゲッツの滑らかなサックスの音色、そして、極めつけはペデルセンのベースソロだ。1分間の無駄のない繊細なベース捌きには彼の圧倒的な経験値をダイレクトに感じることができるだろう。とにかく、他のメンバーのソロも本当に素晴らしいものなのだが、それぞれの個性が、何故これほどまでに喧嘩せずにまとまるのか…と、とても感慨深い1曲である。全体的にハード・バップな世界感で構成されており、ゆったりで非常に心地の良い一枚である。 (C)RS
JMD(2024/07/02)
スタン・ゲッツの豪華な発掘スタジオ音源『Copenhagen Unissued Session 1977』のCD 版が国内仕様盤にてリリース。今作は、1977 年1 月30 日、コペンハーゲンで行われたスタン・ゲッツの50 歳の誕生日を祝う3 日間のコンサートが完売した翌日に、コペンハーゲンのとあるスタジオで録音された完全未発表の発掘音源である。メンバーにはスタン・ゲッツをはじめ、デンマークのエース・ベーシスト、ニールス・ペデルセン、この時期スタン・ゲッツと共に活動していたアメリカの女性ピアニスト、ジョアン・ブラッキーン、そして今も現役でドラマー界の最高峰で活躍する活躍している超ベテランのビリー・ハートが参加。今作は、最高のMPB シンガーソングライター、ミルトン・ナシメントの楽曲「Cancao do Sal」で幕を開ける。この曲はタイトルに相応しい、まさに挨拶代わりとなるナンバーである。ビリー・ハートの優しいシンバルとリムショットに、ジョアン・ブラッキーンの甘いフェンダーローズが乗っかる。そこにスタン・ゲッツの滑らかなサックスの音色、そして、極めつけはペデルセンのベースソロだ。1分間の無駄のない繊細なベース捌きには彼の圧倒的な経験値をダイレクトに感じることができるだろう。とにかく、他のメンバーのソロも本当に素晴らしいものなのだが、それぞれの個性が、何故これほどまでに喧嘩せずにまとまるのか…と、とても感慨深い1曲である。その他にも、ベニー・ゴルソンの名曲「I Remember Clifford」や、チック・コリアの「Litha」、そしてCD版には「Cancao do Sal」の別テイクを含む3曲が収録されている。全体的にハード・バップな世界感で構成されており、ゆったりで非常に心地の良い一枚である。CD 国内仕様盤には原田和典氏による解説付き。
発売・販売元 提供資料(2024/06/27)