フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
3 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年07月31日 |
---|---|
規格品番 |
TDSA10008 |
レーベル |
|
SKU |
4943674395637 |
※世界初SACD化
※SACDハイブリッド盤
※マルチケース仕様
※2024年最新マスタリング音源使用(本国のデジタルマスターから新規でSACD化。SACD層、CD層別々にマスタリング)
※マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:鈴木 敦史氏(新規解説) 、解説書合計8ページ
静養のためロンドン・フィルの音楽監督を辞任し桂冠指揮者として活動していたテンシュテットの最晩年に当たる1991年の「悲劇的」と、最後の演奏&録音となった1993年の「夜の歌」の旧EMI音源の各ライヴを、CDリリース時のオリジナル形態を踏襲し初SACDとして最新復刻!ロンドン・フィルとの数々のマーラー演奏の総決算的意味合いも含めた最終回答かつ、壮絶な記録として歴史に刻まれた演奏です。常に全力で演奏に対峙したテンシュテットの最終期の演奏を、最新のマスタリングを行い再構築!今回の発売のために、本国のデジタルマスターから新規でSACD化を行いました。SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。
これらの演奏も、今回同時発売のシカゴ交響楽団との「巨人」と並び、テンシュテット最晩年の壮絶なライヴとして著名です。むしろこちらの方が曲の内容含めより"重い"と言えますが、遅いテンポもさることながら、ここまでの表現はあまり聴く機会が少ないでしょう。録音の中には、凄い演奏と評価しながらもあまりにも心に強くのしかかる重圧に耐えきれず、一生のうちに何度も聴けない演奏というのが稀に存在します。同じロンドン・フィルとでは、LPOの自主制作盤で発売されている1989年の「復活」のライヴも同様です。演奏時間が90分を超える1991年ライヴのこの「悲劇的」は、解釈は以前のセッション録音の際の延長線上にあるとは言え、表現はより深く陰鬱となり、リスナーは徹底的に打ちのめされます。かつてこの曲では聴いたことがなかったほどの衝撃であり、これは悪化するテンシュテットの健康状態からくる死生観に由来するものなのか、そもそも奥底にあった解釈の拡大版なのか、最初に聴いた時は戸惑った方も多かったと思われます。その後この曲の録音も増えたなか、どれひとつとしてこの演奏に辿り着いた音源はありません。テンシュテットを超えるものはテンシュテットしかいない、と言えるほどの特別な演奏ではないでしょうか。
(1/2)
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。尚、解説書には鈴木 敦史氏による新規文章を掲載しました。今回のDefinition Series DIGITAL era第2弾は、計2タイトルを発売いたします。
<音源復刻コンセプト>
今回のデジタル初期音源復刻では、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度も高まりました。また、程度の差こそあれステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも最新マスタリングを反映させていますので、その効果を確認できると思います。音質差は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。レコード史的にもひとつの最盛期にあたる1980年代初期から約20年間分のデジタル録音期にスポットを当てたSACD化新規企画として、新シリーズ名は「Definition Series DIGITAL era」としました。尚、従来通り過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
(2/2)
構成数 | 3枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. グスタフ・マーラー:交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」 第I-III楽章
<DISC2>
1. 同 第IV楽章
2. グスタフ・マーラー:交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」 第I楽章
<DISC3>
2. 同 第II-V楽章
【演奏】
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット(指揮)
【録音】
4 & 7 November 1991(No.6), 14 & 15 May 1993(No.7) [Live recording] Royal Festival Hall, London
【Original Recordings】
Producer: David Groves、 Balance Engineers: Keith Wilson(No.6), Liz Rorison & Paul Read(No.7)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI)
-
1.[SACDハイブリッド]
-
2.[SACDハイブリッド]
-
3.[SACDハイブリッド]
-
闘病の中、キャンセルを幾度も余儀なくされながら、渾身の指揮を演奏会で刻んだテンシュテットの遺産にあって、指揮活動の最終期をロンドン・フィルと刻印した巨大なモニュメントにも等しい一組。マーラー作品が人間としての自らを映す鏡であるかのように音楽を現出させた、まるで深淵がこちらを覗き見るような1991年『悲劇的』。1992年3月の来日では指揮ができずに帰国する。1993年5月の第7番がテンシュテット最後の指揮となった(この年9月に予定されたベルリン・フィル登壇は叶わなかった)。テンシュテット特有の深く彫り抜く筆致が厳粛な響きとなる終楽章は、凝縮された迫真の音楽として聴く者の前に現れる。
intoxicate (C)森山慶方タワーレコード (vol.171(2024年8月20日発行号)掲載)
人生の有限な時間を大切にせねば、としみじみ考えさせる演奏。リマスタリングも音の粒立ちがホールトーンと良くブレンドされており、奇跡の名演を良く捉えている。
欲しい物リストに追加
コレクションに追加
お早めのご注文で発売日前日にお届けいたします
山口県・四国・九州・沖縄県
フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
発売日前日
にお届けします発売日当日
にお届けしますフラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。