全世界で大反響を呼んだルカ・グァダニーノ監督、ジェームズ・アイヴォリー脚色による映画『君の名前で僕を呼んで』サントラが新価格+BSCD2で再登場!80年代北イタリアの避暑地を舞台に17歳と24歳の青年の、生涯忘れられない恋の痛みと喜びを描いた本作。日本でも2018年4月27日全国(配給:ファントム・フィルム)で公開されると同時に大ヒットを記録した。17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)と24歳の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)の出会いから次第に惹かれあっていく模様が描かれ、サントラには絵画のように美しいシーンとともに鮮烈な印象を残す音楽を収録している。第90回アカデミー賞では主題歌賞をはじめ4部門にノミネートされている。USインディフォーク界の重鎮スフィアン・スティーヴンスが書き下ろしたテーマ曲『ミステリー・オブ・ラヴ』、ザ・サイケデリック・ファーズや坂本龍一、ジョルジオ・モロダー等の時代を映した80sヒットを収録している。映画本編の冒頭から様々なシーンで爽やかに流れるバッハやラヴェル等クラシック名曲も収録しており、選曲の妙が際立つ心地よさ溢れる名サントラとして根強い人気がある。 (C)RS
JMD(2024/06/25)
アカデミー賞最有力の呼び声高い映画『君の名前で僕を呼んで』。そのサウンドトラックにはまだ見ぬ物語を想起するには十分の楽曲が収録されている。映画の舞台となるイタリアのポップスはもちろん、凛として清らかなクラシック、80年代のヒット・ソングたち、起伏に富んだ曲で刺激をもたらす坂本龍一まで実に様々。そんな色彩の豊かな本作において最も耳を惹かれるのは、書下ろし2曲とリミックス音源を提供したスフィアン・スティーヴンスだ。特に主人公の心象を映し出したようなリリカルでセンチメンタルなメロディに、儚い歌声を乗せた《Mystery of Love》は感涙もの。
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.131(2018年2月20日発行号)掲載)