書籍
書籍

重症化予防のための足病診療ガイドライン

0.0

販売価格

¥
2,970
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

構成数 : 1

【書評】
高齢者で歩行がままならなくなり,徐々に弱っていく方々を臨床の場でみかけることが多い.それほどに足を守り,歩行を続けることは,人の健康にとって重要な問題であり,健康長寿の秘訣であるともいえる.このような足病診療に重点的対策を講じることは,高齢化がすすむわが国でもっとも優先度の高い課題であるといっても過言ではない.その中で今般,一般社団法人日本フットケア・足病医学会の『重症化予防のための足病診療ガイドライン』が発刊された.

本ガイドラインは通常のガイドラインとは大いに異なっており,臨床現場に即した新しい時代のガイドラインということもできる.従来はガイドラインといえば,循環器系では日本循環器学会の循環器病ガイドラインシリーズをはじめとして,論文形式で示されてきたものが多かった.しかし,本ガイドラインはそのような論文形式の部分は第1章のみで,第2章以降はクリニカルクエスチョン(CQ)を中心に現場で感じる疑問を解決する形式で書かれている.本ガイドラインの作成メンバーをみると,多くの診療科(血管外科,形成外科,整形外科,皮膚科,糖尿病内科,腎臓内科など)の医師が協力して作成しているだけでなく,看護師(認定看護師,専門看護師を含む),臨床工学技士,理学療法士など多職種が関与しており,臨床現場の即戦力としてつくられたガイドラインであることがよくわかる.その一部を紹介すると,CQ6「足潰瘍感染に対する外科的治療はどう行うべきか?」,CQ9「足病において創傷治癒を促進するためにはどのような創傷管理が有用か?」といったような,臨床医が日々格闘しているテーマに直結する有用な情報や,CQ47「高齢者の足病発症予防にセルフケア教育は有用か?」,CQ64「どのような介護・福祉の社会資源を利用することがフットケアに有用か?」といった,患者に直接関与する現場スタッフが興味をもつような情報までガイドラインとして掲載されている.

また,米国のような足病医podiatristの制度がないわが国では,日常診療の中で重症化予防がたいへん重要な観点であるため,「重症化予防のための」という書名のとおり,その部分に重点をおいた書き方がなされていると感じる.重症化予防というのはエビデンスを出しにくい領域であるため,「エビデンスの確実性」がどうしてもC以下になってしまう項目が多いが,実際の経験に裏打ちされた実際的なガイドラインの特性として理解している.

本ガイドラインの第1章では「足病の定義」について力を入れて執筆されているが,日本フットケア・足病医学会としては欧米に比べて「足病医学」という概念の普及が遅れている東洋社会において,これらの概念を普及させ,将来的にはわが国が主導するかたちで「東洋型足病治療」を促進したいという壮大な計画をもっておられる.その目標達成のための第一歩として,本ガイドラインの役割は大きいと考える.

糖尿病や透析患者の診療を行っている職種の方々はもちろんのこと,高齢者施設や在宅医療にかかわる医療者にとっても,冒頭で述べたとおり足病管理は決して縁遠いものではない.本書は実際の臨床の場で,患者を前にして困ったときに手にしたくなるようなガイドラインに仕上がっており,ぜひとも臨床の場に常備して日々の診療に活用されるようにおすすめしたい一冊であ.<...

  1. 1.[書籍]

「足病」とは下肢・足の形態的・機能的障害(循環障害,神経障害)や感染,およびそれらに伴う潰瘍等の足部病変を指し,高齢化や糖尿病患者の増加とともに足病患者も増加している.本書は足病治療の指針となる68のClinical Question(CQ)を提示し,疫学・病態から足部病変の管理と治療,再発・重症化予防や歩行機能の確保,集学的治療や地域連携の実際までを網羅.足病の治療・管理・ケアに携わる医師,看護師・理学療法士などのメディカルスタッフや介護従事者が知識を共有し,緊密に連携するための基礎として必携の一冊.

作品の情報

フォーマット 書籍
発売日 2022年09月09日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524232598
ページ数 240
判型 B5

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。