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構成数 : 1
【書評】
日本整形外科学会は2002年以来,現在までに18疾患に対して診療ガイドラインを作成していますが,変形性膝関節症は2010年に初版が公開されました.その後,日々更新されるエビデンスを基に2015年に第2版が公開され,このたび新たにとして本書が上梓されました.広く知られているように,変形性膝関節症は高齢人口比率が高い国においてもっとも罹患率の高い慢性疾患の一つであり,深刻な超高齢社会である本邦においても2,500万人以上が罹患し,800万人以上が疼痛を有していると見込まれているきわめて重要な疾患です.整形外科医のみならず,あらゆる医療関係者にとって治療を求める患者と遭遇する機会がとても多い疾患といえるでしょう.そのような中で,それがどのような疾患なのか,どれほどの患者がどれくらい困る疾患なのか,どのように診断し治療することが望まれるのかについて,専門家でなくてもわかりやすく示してくれる診療ガイドラインの必要性と重要性はいうまでもありません.
ほかの診療ガイドラインと同様に,本ガイドラインも網羅的に収集された膨大な研究報告からその研究結果の信頼性や妥当性が一つ一つ吟味され,エビデンスレベルとともに協議された結果が採用されています.取り上げられた基礎的・臨床的疑問のそれぞれについての解釈と意見が,それが導かれた理由とともにわかりやすく記載されています.それが一部の専門家のみによる偏った意見にならないように,慎重に検討されています.新しい知見は日々更新され,時に重要な知見が覆されることもあるため,なるべく新しい研究結果を採用する必要があります.本書は2009~2019年に公開された研究論文から抽出されています.検索された論文総数は欧文と和文を合わせて7万件以上にのぼっています.それを変形性膝関節症についての学識者230名で構造化と評価を重ね,最終的には内尾祐司委員長をはじめとする14名の策定委員によって絞り込んで解釈をまとめていくという気の遠くなるような作業の結果によってつくられました.信頼できる最新のデータがまとめられています.
取り上げられた疑問も,自然経過,予後や発症リスク因子などの疫学から,遺伝学を含む病態,診断の妥当性,保存療法と手術療法のエビデンスにいたるまで,日常診療ですぐに役立つ内容が網羅されています.特に保存療法における弱オピオイドやセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)の有用性や,手術療法における膝周囲骨切り術や人工膝関節単顆置換術など,昨今適用例数が増加してきている治療法についての最新知見も得られます.さらに,参考資料としてサプリメントと多血小板血漿療法にかかわる資料集成結果と解説が載せられているのも,本書が役立つポイントでしょう.これらの治療は患者の関心も高く,よく質問を受ける内容です.科学的にどれほどのことが証明されており,また証明されていないのかを知ることができます.
変形性膝関節症の診療と研究に携わるすべての人に一度は読んでいただき,仕事場のそばにおいてもらいたい書物です.
臨床雑誌整形外科74巻13号(2023年12月号)より転載
評者●東京女子医科大学整形外科教授・岡崎 賢
【序】
日本は老年人口比率が2007年に21%を超え,今や3割に達しようとする超高齢社会となっていま....
変形性膝関節症(膝OA)は痛みや腫れ,可動域制限などの症状によりQOLを損なう,ロコモティブシンドロームの代表的な疾患の一つである.本ガイドラインは,2010年・2015年に公開された日本語版OARSIガイドラインから内容を刷新し,欧米の最新のガイドラインを踏まえ,Mindsの推奨する作成基準に沿って膝OAの疫学・病態・診断,生活指導や薬物療法から手術療法およびリハビリテーションまで多様な治療法を詳細に分析し推奨度を示した.
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年05月18日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524207022 |
| ページ数 | 164 |
| 判型 | B5 |

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