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ただいま留学準備中(改訂第2版) 医師が知るべき留学へのコンパス

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フォーマット 書籍
発売日 2023年10月12日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524204168
ページ数 184
判型 A5

構成数 : 1枚

【書評1】
本書は2016年に初版が出版され,多くの医師,特に整形外科医の海外留学を後押しし,留学準備マニュアル本としてたいへん重宝された.それから4年後の2020年,新型コロナウイルス感染症(COVID—19)のパンデミックによって海外渡航がむずかしくなり,留学における手続きも大きくかわった.そのパンデミックから3年が経過した2023年,COVID—19が終息したとはまだ言い難いが,海外との交流が再開し,国際学会の参加や海外留学を目的とした渡航が復活し始めている.このタイミングで本書の改訂第2版が発刊されたということは,現在海外留学をめざしている医師は何と幸運なことであろうか.COVID—19に関連した情報も含まれていて,大きくアップデートされているので,海外留学に興味がある整形外科医にはぜひ手にとっていただきたい.

14の章に分けられている本書は,「留学が決まったら(第1章~第4章)」,「留学が決まる前に(第5章~第6章)」,「留学直前から到着直後まで(第7章~第14章)」の3部構成となっている.第1部の「留学が決まったら」では,留学前に必要な準備を具体的かつ詳細に説明している.留学先に提出する書類やビザの申請などについて,タイムスケジュールと合わせて紹介しているため,内容が非常にわかりやすい.ここまではいわゆるハウツー本としても利用することができる.次に第2部の「留学が決まる前に」となる.第1部と順番が逆ではないかと思うかもしれないが,この第5章と第6章はじっくり読んでおきたい章である.自身の留学目的と心構えを改めて確認できるのではないだろうか.そして,第3部の「留学直前から到着直後まで」には渡航と現地での衣食住に関して,たくさんの情報が家族のことも含めて漏れなく紹介されている.ここまで準備が完了していればすでに留学のスタートは切れており,後は勤務先に通勤するだけである.

本書の特徴の一つとして,「COLUMN」がたいへん充実している.著者である大谷隼一先生と永田向生先生,そして現在基礎研究留学をしている太田峰人先生の体験談を元にした21のコラムが掲載されている.本編には入りきらない細かな情報が含まれており,必ず目を通しておきたい.また,英語での便利な言い回し(useful alternative)がたくさん紹介されており,そのまま現地でも活用できるであろう.さらには,留学の手続きにおいて必要と想定されるメール英文例も多数掲載されており,医師が知るべき留学へのコンパスが備わっている.

評者は2006~2008年の2年間,米国留学の経験がある.米国留学を実例としている本書を読み,当時のことを思い出しては非常に感慨深く感じた.最新の情報が満載であるが,20年前とかわらないことも多い.評者の留学は第6章における「前任者がいない」というパターンであった.留学前の書類やビザの準備は支障なくすすんだが,到着直後のセットアップはトラブルの連続であった.あのときにこの本があったら…と強く感じる情報があちらこちらに書かれていた.

本書には東京大学整形外科の先生方が引き継いできた留学準備の秘訣が詰まっている.米国の情報が中心ではあるが,世界のどの国・どの地域であれ,海外留学をする予定の人,そして将来海外留学をしたい人に強くおすすめする一冊である.

臨床雑誌整形外科75巻3 号(2024年3月号)より転載
評者●札幌医科大

  1. 1.[書籍]

この一冊で複雑な留学手続きのプロセスがみえてくる! 臨床業務が忙しくても渡米準備をすすめられる情報を過不足なくまとめた実用書の改訂版."留学したて"の東大医学部の新著者が加わり,留学先の決定や助成金の申請,必要書類の提出などについて更新.必要な"金額"や"時間"もわかる.留学でキャリアを築きたいが,準備に時間がとれない,留学するか迷ってる,そんなときに本書が役立つ.特典として「英文履歴書」「戸籍謄本の英訳」のフォーマットがダウンロード可能.

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