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スポーツ外傷・障害の手術スタンダード[Web動画付]

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フォーマット 書籍
発売日 2023年07月05日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524203369
ページ数 328
判型 B5

構成数 : 1枚

【書評】
スポーツ人口の増加に伴い,競技スポーツ選手のみならず小児から高齢者まで各年代層でスポーツをする人々が増加しています.スポーツは本来競争的な競技種目でありますが,最近では適切な強度のスポーツ活動は精神的,また肉体的健康増進や生活習慣病の予防などにも大いに役立つことが明らかとなっています.しかし,運動強度,運動量や運動方法を誤ると四肢や体幹に障害を引き起こし,スポーツ活動だけでなく時には日常生活などにも支障をきたします.現在の整形外科診療において,「スポーツ外傷・障害」は大きな課題となっています.

「スポーツ外傷」と「スポーツ障害」はその原因が異なります.スポーツ外傷は1回の外力による損傷であり,スポーツ障害はいわゆるオーバーユースが原因となります.また,スポーツ外傷・障害ともに四肢の各関節に多様な病態が生じます.近年,四肢関節の詳細な解剖やバイオメカニクスなどの基礎研究,種々の治療法に関する臨床研究の進展,画像検査や評価法の進歩,新しい治療機器,薬剤の導入により,スポーツ外傷・障害に対する診断・治療は大きな変遷を遂げています.また,障害発生そのものを予防しようとする取り組みも盛んとなり,大きな成果を上げている競技や疾患もあります.スポーツ外傷・障害の治療において,適切で効果的な保存的治療が第一選択であることは間違いありません.一方,保存的治療無効例では手術的治療が選択されます.また膝前十字靱帯損傷などのように手術的治療が第一選択である疾患もあります.スポーツ外傷・障害に対する手術的治療の進歩は目覚ましく,特に関節鏡視下手術手技の進歩や医療機器の改良により,より低侵襲で効率的な手術的治療が開発されています.日進月歩であるその膨大な最新情報や知識を適切に,効果的に獲得することは容易ではありません.

本書は総論と各論に分かれ,スポーツ外傷・障害の手術的治療のエッセンスをスポーツ整形外科の領域で活躍されている新進気鋭の先生方により執筆されています.まず,総論では「手術治療を要するスポーツ損傷」の総説に続いて,肩関節鏡,膝関節鏡,股関節鏡,その他肘および足関節を用いた関節鏡視下手術の基本手技について解説されています.関節鏡視下手術はポータルの作製方法,鏡視の肢位,適切な診断や関節鏡操作などコツの多い手技であり,その詳細が詳しく述べられています.各論においては,上肢では肩,肘,手・手関節,下肢では膝,股関節・大腿,下腿・足の項目ごとに日常診療でしばしば遭遇する疾患が網羅されています.各疾患について総説,診断,必要な検査,詳細な手術手技や術者のコツ,注意点,後療法などが詳細に記載されており,明日からの診療に役立つ情報ばかりです.また,本書の大きな特徴の一つは,総説の関節鏡視下手技から各論の各疾患の手術手技についてWeb動画が付いていることであり,読者は実際の手術見学のように手術術式をその目でみることができます.

編集された石橋恭之先生が本書の序に書かれていますが,本書はスポーツ外傷・障害の手術手技獲得をめざす整形外科専門医のみならず,アスリートの治療に携わる理学療法士やトレーナーの方々などにもぜひ手に取っていただきたい一冊です.本書はその帯にありますように,収載されている「適切な適応判断,手術後のス...

  1. 1.[書籍]

患者の特性上,スポーツ損傷にはより早く競技に復帰できる治療,受傷前と同程度以上の機能を維持できる治療が期待される.こうした治療の実践において不可避な選択肢である手術は,この数年で目覚ましい手技の変化と治療成績の向上をみせている.本書は,関節鏡の基本手技から手術のエッセンスまでを今日この時もメスをとるスポーツドクターが自らの言葉で紡いだ,まさにスポーツ損傷に対する手術のスタンダードである.

作品の情報

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著者: 石橋恭之

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