20世紀後半に登場した最も象徴的で影響力のあるバンドのひとつ、ジーザス・リザード。26年ぶりとなるアルバム『ラック』を遂にリリース。
20世紀後半に登場した最も象徴的で影響力のあるバンドのひとつであるThe Jesus Lizardが、1998年の『Blue』以来となる新作『Rack』をIpecac Recordingsからリリースする。「過去への言及は確かにある。でも、それは出発点としての意味合いが強い」とこのアルバムについてDuane Denisonは語る。The Jesus Lizardは2009年に限られた数のライヴのために再結成された。4人は、その間の数年間を、互いに連絡を取り合う友人として、またツアー中のバンドメイトとして過ごしてきた。「文字通り、レコードを作ったら楽しいと思ったから作っただけなんだ」とDavid Wm. Simsは語る。「僕たちは音楽で結ばれているし、お互いに尊敬し合っているんだ」とMac McNeillyはミュージシャン同士の強い絆を強調する。
発売・販売元 提供資料(2024/08/23)
ライヴ活動を再開しながら、一向に新作を作ろうとしなかったシカゴの4人組がついにニュー・アルバムをリリース。前作から実に26年ぶりながら、フリーキーでグルーヴィーなロック・サウンドはいまなお健在。ジャンク・ロックなる言葉と共に90年代のロック・シーンの最前線に躍り出てきた頃のスリルをふたたび味わいながら、レッド・ツェッペリンの色濃い影響を改めて知る。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.490(2024年9月25日発行号)掲載)