BBE Music は、日本のジャズ・ピアニストの高瀬アキをJジャズ・マスタークラス・シリーズに迎え、1982年に発表した彼女のライブ・アルバム『Song for Hope』を再発する。40年以上に渡り、落ち着きのある、精妙なミュージシャンでありながら、作曲家、演奏家、レコーディング・アーティストとして活躍してきた高瀬の『Song for Hope』で、BBE Music が1960年代後半から1980年代半ばにかけての日本のモダン・ジャズの黄金期を探求し続けられる作品である。 (C)RS
JMD(2024/06/18)
BBE Musicが主宰しているJ Jazz Masterclass Series最新作!
高瀬アキが1981年11月にヨーロッパ・デビューを果たしたベルリン・ジャズ・フェスティバルで出演した時に録音したライヴ音源ECMと並ぶドイツの最重要ジャズ・レーベル、エンヤ・レコードから1982年にリリースされた人気作品。抒情的なピアノで板橋文夫「Watarase」や福居良「Early Summer」に匹敵するJジャズのピアノ作品名曲「Song For Hope」収録!
BBE Musicは、日本のジャズ・ピアニストの高瀬アキをJジャズ・マスタークラス・シリーズに迎え、1982 年に発表した彼女のライブ・アルバム『Song for Hope』を再発する。
40年以上に渡り、落ち着きのある、精妙なミュージシャンでありながら、作曲家、演奏家、レコーディング・アーティストとして活躍してきた高瀬の『Song for Hope』で、BBE Musicが1960年代後半から1980年代半ばにかけての日本のモダン・ジャズの黄金期を探求し続けられる作品である。
『Song for Hope』は、高瀬が1981年11月にヨーロッパ・デビューを果たしたベルリン・ジャズ・フェスティバルで出演した時に録音したライヴ音源であり、マティアス・ヴィンケルマンとホルスト・ウェーバーが1971年にミュンヘンに設立したヨーロッパの最重要なジャズ・レーベル、エンヤ・レコードから1982年に元々リリースされた。エンヤ・レコードでは、マル・ウォルドロン、ダラー・ブランド、ランディ・ウェストンといった世界有数のジャズ・ピアニストとレーベル・メイトとなり、日野皓正、山下洋輔といった日本を代表するアーティストの跡を継いだ。
『J Jazz Vol. 3』に収録されたこのヒプノティックなタイトル曲は、Jジャズ界の重鎮、森山威男がドラムを叩き、猪野信義がベースを弾いている。森山の履歴は『J Jazz Vol.1』で詳しく紹介されており、彼自身の素晴らしいアルバム『East Plants』はJ Jazz Masterclass Seriesの一環として再発された。ベーシストの井野は、1970 年代半ばから日本のジャズ界で活躍しており、板橋文夫、富樫雅彦、鈴木宏昌、今田勝、高柳昌行など、多くの一流のアーティストやグループと共演、録音している。
高瀬アキは1948年に大阪で生まれ、3歳にピアノを弾き始める。東京で育ち、桐朋学園大学でクラシック音楽を学んだ後、現代音楽とジャズに興味を持つ。彼女が最初に探求したジャズの作品は、チャールズ・ミングスとオルネット・コールマンのものであり、その後に彼女は1972年に拠点をニューヨークに移り、レスター・ボウイ、ジョン・ゾーン、デイヴ・リーブマンらと共演。
1978年にセブン・シーズ/キング・レコードでデビュー・アルバムを録音し、池田芳夫『Sketchesof My Life』や中村誠一『Wolf' s Theme』など、和ジャズの主要アルバムにも参加している。高瀬は1987年からベルリンに在住し、ドイツ人のピアニストで、作曲家のアレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハと結婚。また、デヴィッド・マレー、フレッド・フリス、エヴァン・パーカー、マリア・ジョアンなど、コンテンポラリー・ジャズや即興音楽の第一人者たちとの共演やレコーディングも多い。
Jジャズ・マスタークラス・シリーズは、トニー・ヒギンズとマイク・ペデンがBBE Musicのために監修している。
発売・販売元 提供資料(2024/06/05)